いらないスマホの処分方法や活用術を紹介!古いスマホを放置するリスクとは

機種変更をした場合、それまで使っていたスマホは必要なくなります。だからといって放置していると、多くのリスクが生じるので注意しなければなりません。まだ使える状態なら、アイデア次第でいろいろと役立てることも可能です。そこで今回は、不要になったスマホの活用術を紹介し、安全な処分方法についても詳しく解説します。

いらないスマホを放置するリスク

「思い出がつまっているから」「処分するのが面倒くさいから」などの理由により、使わなくなったスマホを放置している人は少なくありません。どのような理由であれ、放置にはリスクがともなうので、ここでは具体的にどのような事態が起こりうるのか説明します。

バッテリーの劣化で充電ができなくなる

スマホの内部には電力を供給するバッテリーが内蔵されており、購入したばかりの頃は一度の充電だけで長く使えます。しかし、年月を重ねるにつれて劣化していき、最終的に使用できなくなることは避けられません。ただし、そうなるまでの期間は使い方などによって大きく異なります。特に良くないのは放置することで、残量が0%の状態で保管し続けていると、バッテリーの劣化は急激に進みやすいです。この状態は過放電と呼ばれており、もう充電できなくなってしまうリスクもあります。

高温多湿による火災が起きる可能性がある

スマホに使われているバッテリーは、軽量で容量の大きなリチウムイオンバッテリーというものです。寿命が長いなど多くのメリットがありますが、一方で非常にデリケートという課題も存在します。環境の影響を受けやすく、高温多湿な場所に放置していると、発熱や液漏れといった異常が生じかねません。火災や破裂などにつながり、人体や家屋に重大な被害をもたらすリスクもあるのです。したがって、いらないスマホをしまっておくなら、少なくとも高温多湿なところを避けることが条件になります。

紛失による情報漏洩の危険がある

古くなったスマホをしまってから長い期間が過ぎると、その場所を思い出せなくなる人もいます。スマホの有無を確認できないので、紛失した状態になってしまい、誰かに持ち去られていても気付けません。一般的に、スマホのなかには氏名や住所といった個人情報が保存されています。お金の扱いを楽にするため、クレジットカードや銀行口座の情報を登録している人も多いです。スマホが第三者の手に渡った時点で、そのような貴重な情報も一挙に入手されてしまう可能性があります。クレジットカードの不正使用など、悪用されるリスクに強い警戒が必要です。

いらないスマホの活用術

スマホがまだ使用できる状態なら、別の使い道を検討することも選択肢の一つです。意外な用途で役に立ち続けることも珍しくありません。ここでは、不要になったスマホの活用術を挙げていきます。

監視カメラとして使う

スマホに監視アプリをインストールしておけば、カメラ機能を使って監視カメラとして活用できます。留守中のペットや勉強している子どもの様子を見守りたいときなどに便利です。また、リアルタイムで映像を見るだけでなく、保存しておいて後から確認できます。そのため、車にセットすることで、ドライブレコーダーとして活かすことも可能です。ただし、あくまでもスマホであることを忘れてはいけません。車内は日光などの影響で高温な環境になりやすいので、スマホをセットしたまま放置しないように気を付けましょう。

GPSとして使う

位置情報の取得はスマホの代表的な機能であり、それを可能にしているのはGPSと呼ばれるシステムです。不要になったスマホにもGPSが搭載されているので、子どもの歩いている場所やルートの把握に利用できます。移動経路の表示や記録を行えるアプリをインストールし、ランドセルやカバンに入れておきましょう。なお、ネットワークに接続していない状況でもGPSは使えます。そのため、必ずしもSIMが必要なわけではありませんが、SIMがないスマホだと、帰宅後にWi-Fi接続するまで移動経路をチェックできません。位置情報をリアルタイムで確認したい人は、SIMを入れてネットワークに接続しておいたほうが良いでしょう。

音楽用・ゲーム用などの専用機にする

スマホで音楽やゲームなどをよく楽しむなら、それらの専用機にするという方法も有効です。オフラインでも使えるアプリを入れておけば、SIMがなくても場所を選ぶことなく活用できるようになります。一方、自宅から持ち出さず、Wi-Fi接続している状況でしか使わないなら、オンラインが必須かどうかアプリの仕様を気にする必要はありません。いずれにせよ、2台目のスマホとして普段使うスマホと使い分ければ、後者のストレージを節約できるというメリットもあります。さらに、バッテリーの消耗を遅くするという効果も期待できるでしょう。

子どもの専用スマホにする

アニメなどの動画や知育ゲームなど、スマホのコンテンツには、子ども向けに作られたものも多くあります。そして、子どもがそれらで遊べるように、いらないスマホを渡して使わせるという手段もあるのです。この方法のメリットとして、親が自分のスマホを渡さなくてよいことが挙げられます。親が使いたいときに、子どもがなかなか手放してくれないと困りますし、強引に取り返すと泣きだすケースもあるでしょう。そのような事態を回避できるため、子育て中の人にとって魅力的な活用術といえます。

やっぱり使わない!いらないスマホを安全に処分する方法

活用術を検討しても、やはり古いスマホは不要というケースもあるでしょう。以下に紹介するのは、そのようなスマホを安全に処分する方法です。

リサイクルショップに売る

スマホが破損しておらず、これからも使用できる状態なら、リサイクルショップに買い取ってもらえる場合があります。店舗に持ち込んで査定をしてもらい、その場で換金してもらうのが一般的な流れです。ただし、正常に動作する場合でも、あまりに古い機種の場合は、買い取りを拒否されるケースもあるので注意しましょう。また、次の所有者に個人情報などを知られることを防ぐため、事前にデータを初期化しておくことが欠かせません。

小型家電回収ボックスで回収

家電量販店のなかには、小型家電回収ボックスを設置しているところがあります。いらないスマホをそこに入れておくと無料で回収してもらえるというサービスを実施しています。スマホに含まれる有用な金属を再利用することや、有毒な物質の流出を防ぐことなどが目的であり、自治体によって積極的に推進されているのです。そのため、どこに小型家電回収ボックスが設置されているのか知りたいときは、自治体の公式ホームページで調べられます。

キャリアショップに持ち込む

キャリアショップはスマホの販売だけでなく、無料で引き取りも行っています。本体はもちろんですし、ACアダプターのような付属品も持ち込めば、一括で回収してもらうことも可能です。なお、スマホのメーカーや機種、製造年などによる制限はありません。それどころか、自分が契約しているキャリアやスマホを買ったキャリアでなくても、引き取りの対象と見なしてくれます。よって、この方法に関しては、最寄りのキャリアショップを利用するのが得策です。

専門業者に物理破壊を依頼する

どのような方法でスマホを処分する場合でも、データを完全に削除したうえで行うことが理想です。スマホ処分の専門業者に依頼すれば、物理破壊によってそれを実現してくれます。データの初期化だけなら素人でも可能ですが、復元されてしまうリスクが残っている点に注意しましょう。それに対して物理破壊なら、そもそもストレージが失われるので、データの復元を心配しなくても大丈夫です。ただし、物理破壊を個人で試みるのは良くありません。リチウムイオンバッテリーの破損によって、火災や爆発が引き起こされるリスクがあります。したがって、専門業者にスマホを持ち込んで処分をすべて任せることがポイントです。

いらないスマホは適切に活用・処分しよう

不用になったスマホの放置が、火災や情報漏洩につながるリスクを理解しなければなりません。そのような被害を招きたくない人は、別の用途に使ったり処分したりすることを検討する必要があります。スマホの安全かつ確実な処分を望むなら、物理破壊が可能な専門業者に依頼することが効果的です。スマホシュレッダーで粉砕してくれる「ZAURUS」に問い合わせてみましょう。