スマホの処分方法7選|データ消去・初期化と安全な捨て方【2026年最新】

使わなくなったスマホを処分したくても、「何ごみに出せばいい?」「初期化だけでデータは消える?」「壊れて電源が入らない場合はどうすればいい?」と迷う方は少なくありません。

スマホには、写真・連絡先・メッセージ・決済情報・認証アプリ・各種アカウントなど、多くの個人情報が保存されています。さらに、内蔵されたリチウムイオン電池は、誤った方法で捨てると収集車や処理施設で発火するおそれがあります。

結論として、スマホは全国共通で「何ごみ」と決まっているわけではありません。端末の状態と処分する目的に合わせ、次のように選ぶのが基本です。

  • まだ使えて価値がある:買取・下取りを検討する
  • 初期化できるが値段は付かない:キャリア・メーカー・自治体などの回収を利用する
  • 電源が入らず初期化できない:データ消去や物理破砕に対応した専門業者へ相談する
  • バッテリーが膨張している:回収ボックスへ入れず、受け入れ先へ事前に相談する

この記事では、スマホの処分方法、処分前のデータ消去、iPhone・Androidの初期化、壊れた端末や膨張した端末の対処まで、実行する順番に沿って解説します。

スマホの処分方法7選|費用と向いているケースを比較

不要になったスマホの主な処分方法は、次の7つです。先に全体を比較し、自分に合う方法を確認しましょう。

処分方法 費用の傾向 データ消去 向いているケース
キャリア・メーカーの回収 無料が中心 自分で初期化するのが基本 費用をかけず適正にリサイクルしたい
自治体の小型家電回収 無料が中心 投入前に自分で初期化 近所の回収拠点を利用したい
家電量販店の回収 無料・有料の両方 自分で初期化するのが基本 買い物のついでに持ち込みたい
下取り・端末返却 下取り額や特典あり 初期化とアカウント解除が必要 機種変更や返却プログラムを利用する
買取店・中古販売店 売却代金を受け取れる 初期化とアカウント解除が必要 動作する端末を少しでも高く手放したい
国の認定事業者による回収 無料・有料はサービスによる 自分で初期化するのが基本 宅配などでまとめて処分したい
データ消去・物理破砕の専門業者 有料 物理破砕や証明書発行に対応 初期化できない、データ消去の証明が必要

迷ったときは、次の基準で選ぶと判断しやすくなります。

  • 金銭的な価値を優先:買取または下取り
  • 無料で処分したい:キャリア・メーカー・自治体の回収
  • 持ち込みが難しい:認定事業者や専門業者の宅配サービス
  • 初期化できずデータが心配:物理破砕に対応した専門業者
  • バッテリーが膨張・変形:回収先へ状態を伝えて事前相談

スマホは何ごみ?2026年の制度と正しい考え方

スマホを「燃えないごみ」と考える方もいますが、家庭から出す際の分別区分は自治体によって異なります。

自治体によって、小型家電回収ボックス、拠点回収、資源物、リチウムイオン電池使用製品、燃やさないごみなど、指定される方法が異なります。したがって、「スマホは必ず燃えないごみ」「必ず回収ボックス」という全国共通のルールはありません。

ただし、リチウムイオン電池を内蔵したスマホを、燃やすごみや自治体が認めていない分別区分へ混ぜるのは危険です。収集車や処理施設で圧縮・破砕された際、発煙や発火につながることがあります。

処分前に「市区町村名 スマホ 処分」「市区町村名 リチウムイオン電池 捨て方」などで検索し、自治体の最新ルールを確認してください。

2026年4月からメーカー回収の制度が強化

2026年4月1日から、資源有効利用促進法に基づく「指定再資源化製品」に、携帯電話用装置であるスマートフォンなどが追加されました。メーカーや輸入販売事業者による自主回収・再資源化を進める制度です。

ただし、この制度によって、すべての販売店があらゆるスマホを無条件で回収するわけではありません。対象製品、持ち込み先、回収条件はメーカーごとに異なるため、公式サイトで確認しましょう。

小型家電リサイクル法とは

スマホは、小型家電リサイクル法の対象となる小型電子機器です。この法律は、スマホなどに含まれる金・銀・銅・コバルトなどの資源を回収し、再利用することを目的としています。

ただし、家庭からの具体的な回収方法は自治体によって異なります。小型家電リサイクル法があるからといって、全国一律の捨て方が定められているわけではありません。

1.携帯キャリア・メーカーに回収してもらう

ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルなどでは、使用済み携帯電話やスマホの回収・リサイクルを実施しています。大手キャリアでは無料回収が中心です。

携帯電話事業者は「モバイル・リサイクル・ネットワーク」に参加しており、一部の参加店舗では、通信会社やメーカーを問わず端末を回収しています。ただし、実際の受け入れ条件や予約の要否は店舗によって異なります。

持ち込む前に、次の点を確認してください。

  • 店舗でスマホ回収を受け付けているか
  • 来店予約が必要か
  • 他社で購入した端末も対象か
  • 故障端末や膨張端末を受け入れられるか
  • データ初期化を自分で済ませる必要があるか

店舗によっては初期化を手伝ってもらえる場合がありますが、データ移行と初期化は利用者自身で行うのが基本です。回収後は端末を返却してもらえないため、必要なデータが残っていないか確認してから渡しましょう。

2.自治体の小型家電回収を利用する

自治体では、次のような方法でスマホを回収している場合があります。

  • 公共施設や商業施設の小型家電回収ボックス
  • ごみステーションでの分別回収
  • 清掃工場・リサイクルセンターへの持ち込み
  • 燃やさないごみなどからの選別回収
  • 自治体と提携した認定事業者による回収

自治体の回収は無料で利用できることが多く、資源として適切にリサイクルされる点がメリットです。

一方、無人の回収ボックスへ投入したスマホは原則として取り戻せません。バックアップ、初期化、SIMカード・SDカードの取り外しを完了してから投入してください。

バッテリーが膨張・変形しているスマホは、通常の回収ボックスへ入れないでください。自治体の担当窓口へ端末の状態を伝え、指定された方法で処分しましょう。

3.家電量販店の回収サービスを利用する

家電量販店やスマホ販売店でも、小型家電としてスマホを回収している場合があります。買い物のついでに持ち込めるため、手間を抑えたい方に向いています。

ただし、次の条件は店舗ごとに異なります。

  • 無料回収か有料回収か
  • その店舗で購入した製品だけが対象か
  • スマホ本体を回収できるか
  • データ消去サービスが含まれるか
  • 故障・水没・膨張端末を受け入れられるか

店舗に設置されている「充電式電池回収ボックス」が、スマホ本体の回収に対応しているとは限りません。スマホを電池専用ボックスへ自己判断で入れず、店員へ確認してください。

4.下取り・端末返却プログラムを利用する

新しいスマホを購入する場合は、メーカー、携帯キャリア、販売店の下取りを利用できることがあります。下取り額が購入代金から差し引かれたり、ポイントとして還元されたりするのがメリットです。

また、端末を一定期間後に返却することを前提とした購入プログラムを契約している場合は、通常の回収や廃棄へ出す前に契約内容を確認してください。

返却対象のスマホを別の方法で処分すると、残債免除や特典を受けられなくなる可能性があります。

  • 端末の分割払いが残っていないか
  • 返却プログラムの対象端末ではないか
  • 返却期限が設定されていないか
  • 画面割れなどによる追加負担がないか
  • 「探す」やアクティベーションロックを解除したか

なお、スマホ本体を返却しても、通信回線の契約が自動的に解約されるとは限りません。回線を使わない場合は、別途解約手続きを行ってください。

5.買取店や中古スマホ販売店へ売却する

比較的新しく、正常に動作するスマホは、廃棄する前に買取査定を受けるのがおすすめです。処分費用がかからず、端末によっては売却代金を受け取れます。

画面割れ、カメラ故障、バッテリー劣化などがあるスマホでも、部品取り用として買い取られる場合があります。

ただし、買取へ出す前に次の作業が必要です。

  • 必要なデータを新端末へ移行する
  • iPhoneの「探す」を解除する
  • Apple AccountまたはGoogleアカウントを解除する
  • 端末をメーカーの正規手順で初期化する
  • SIMカードとSDカードを取り外す
  • ケースや個人情報が記載された付属品を取り外す

会社情報、個人情報保護方針、データ消去方法、端末の管理体制が明示されている買取業者を選びましょう。

6.国の認定事業者による回収を利用する

小型家電リサイクル法に基づき、国から認定を受けた事業者による回収サービスもあります。宅配便でスマホや小型家電を送れるサービスもあり、近くに持ち込み先がない方に便利です。

ただし、無料になる条件、箱のサイズ、対象品目、データ消去の有無は事業者によって異なります。スマホだけを送る場合は有料になるサービスや、データ消去が別料金になるサービスもあります。

利用前に、次の点を確認してください。

  • 国の認定を受けた事業者か
  • スマホ単体でも回収できるか
  • 回収料金や送料はいくらか
  • データ消去が料金に含まれるか
  • 故障・膨張端末を送れるか

認定事業者は、環境省の認定事業者一覧(https://www.env.go.jp/recycle/recycling/raremetals/trader.html)で確認できます。

7.データ消去・物理破砕の専門業者へ依頼する

電源が入らない、画面を操作できない、パスコードが分からないなどの理由で初期化できない場合は、データ消去や物理破砕に対応した専門業者へ依頼する方法があります。

次のようなケースでは、専門業者が適しています。

  • 電源が入らず初期化できない
  • 初期化が完了したか確認できない
  • 端末を再利用されたくない
  • 業務用スマホをまとめて処分したい
  • データ消去証明書が必要
  • 個人情報や機密情報を扱っていた

専門業者を選ぶ際は、データ消去方法、作業後の証明書、預かった端末の管理体制、個人情報保護方針、破砕後のリサイクル方法を確認しましょう。

スマホを自分でハンマー、ドリル、くぎ、はさみなどで壊すのは危険です。内蔵バッテリーに強い衝撃や圧力が加わると、発煙・発火するおそれがあります。

スマホを処分する前の安全な手順【6ステップ】

処分方法を決めたら、次の順番で準備を進めます。

STEP1.バックアップとデータ移行を完了する

最初に、残したいデータをクラウド、パソコン、新しいスマホなどへバックアップします。

  • 写真・動画
  • 連絡先・カレンダー
  • メッセージ・通話履歴
  • LINEなどのトーク履歴
  • メモ・ファイル・録音データ
  • ゲームやアプリ内のデータ
  • 認証アプリ・バックアップコード

バックアップを作るだけでなく、新しい端末で写真や連絡先を実際に開き、正常に復元できているか確認してください。

なお、iCloudなどと同期した状態で写真や連絡先を一つずつ手動削除すると、クラウドやほかの端末からも削除される場合があります。データ移行後は手動削除を繰り返さず、アカウントを解除して端末全体を初期化するのが基本です。

STEP2.決済・認証・連携サービスを移行する

端末の初期化前に、機種変更手続きが必要なサービスを確認します。

  • モバイルSuicaなどの交通系ICサービス
  • Apple Pay・Google ウォレットなどの決済機能
  • 銀行・証券・クレジットカードアプリ
  • 二段階認証・認証アプリ
  • LINEなど端末変更手続きが必要なアプリ
  • スマートウォッチやイヤホンなどの連携機器

サービスによっては、旧端末で移行操作をしないまま初期化すると、新端末で再設定に時間がかかる場合があります。

STEP3.契約・分割払い・返却プログラムを確認する

スマホ本体を処分しても、通信回線、分割払い、補償サービスは自動的に終了しません。

  • 回線を今後も利用するか
  • 端末代金の残債があるか
  • 端末返却プログラムを契約しているか
  • 端末補償やAppleCareを継続するか

回線を使用しない場合は、携帯会社で解約手続きを行いましょう。分割払い中でも端末を手放せる場合はありますが、支払い義務は原則として残ります。

STEP4.アカウントと端末ロックを解除する

iPhoneはApple Accountと「探す」、AndroidはGoogleアカウントと端末保護機能を確認します。

アカウントが残ったままだと、アクティベーションロックや端末保護によって、買取・下取り・再利用ができない場合があります。

STEP5.メーカーの正規手順で初期化する

写真やアプリを個別に削除するだけではなく、設定画面から「すべてのコンテンツと設定を消去」または「出荷時設定へのリセット」を実行します。

iPhoneとAndroidの詳しい手順は、次の章で解説します。

STEP6.SIM・SDカードを外して最終確認する

初期化が終わったら、次の項目を確認してください。

  • 物理SIMカードを取り外した
  • eSIMを移行または削除した
  • SDカードを取り外した
  • ケース・ストラップ・保護フィルムを外した
  • ケース内のメモやカードを確認した
  • 初期設定画面が表示され、個人データが残っていない

eSIMを削除しても、携帯回線の契約自体が解約されるわけではありません。回線を使わない場合は、通信会社で別途解約してください。

iPhoneを処分する前の初期化手順

iPhoneは、Apple公式の案内に沿って次の順番で処理します。OSのバージョンによって表示名が異なる場合があります。

  1. iCloud、Mac、Windowsパソコンなどへバックアップする
  2. 新しいiPhoneへデータを移行し、内容を確認する
  3. Apple Watchを利用している場合はペアリングを解除する
  4. 決済・交通系IC・認証アプリなどを移行する
  5. Apple Accountからサインアウトする
  6. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行する
  7. SIMカードを取り外し、eSIMも消去する
  8. 「こんにちは」と表示される初期設定画面を確認する

Apple Accountからサインアウトする

iOS 26以降では、原則として次の順番です。

「設定」→「自分の名前」→「サインアウト」

「このiPhoneを消去」または「消去せずにサインアウト」が表示された場合、処分する端末では画面案内に従って消去を完了します。「消去せずにサインアウト」を選んだ場合は、続けて端末の初期化を実行してください。

iOS 18以前では、原則として次の順番です。

「設定」→「自分の名前」→「サインアウト」→Apple Accountのパスワードを入力

iPhoneを初期化する

サインアウト後、次の順番で操作します。

「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」

パスコードなどを入力し、画面案内に従って消去します。処分・売却する場合、eSIMを残すか消去するか確認する画面では、eSIMも消去してください。

Androidスマホへ乗り換える場合は、必要に応じてiMessageの登録解除も行います。

Androidスマホを処分する前の初期化手順

Androidは、メーカーやOSのバージョンによってメニュー名が異なります。次の手順を基本として、端末メーカーの公式案内も確認してください。

  1. Googleアカウントなどへバックアップする
  2. 新しい端末へデータを移行して確認する
  3. 決済・交通系IC・認証アプリを移行する
  4. 端末に登録されているGoogleアカウントを削除する
  5. 出荷時設定へのリセットを実行する
  6. SDカードとSIMカードを取り外す
  7. 初期設定画面が表示されることを確認する

Googleアカウントを端末から削除する

一般的には、次のような順番で操作します。

「設定」→「パスワードとアカウント」または「アカウント」→Googleアカウントを選択→「アカウントを削除」

複数のGoogleアカウントを登録している場合は、すべて削除してください。メニュー名は「ユーザーとアカウント」「アカウントを管理」などになっている場合もあります。

Androidを出荷時設定へリセットする

一般的なAndroidでは、次のような順番です。

「設定」→「システム」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」

Galaxyなど一部の端末では、「設定」→「一般管理」→「リセット」→「工場出荷状態に初期化」などの順番になります。

Googleは、初期化前にバッテリーを70%以上充電し、Wi-Fiまたはモバイルネットワークへ接続するよう案内しています。ただし、発熱・変形・膨張がある端末は充電しないでください。

Googleアカウントのパスワードを変更した直後は、出荷時リセットを行うまで24時間待つよう案内される場合があります。

スマホは初期化すればデータを消去できる?

メーカーの正規手順で初期化を最後まで完了した現在のiPhoneやAndroidでは、通常、内部ストレージに保存されたユーザーデータは消去されます。

Appleは「すべてのコンテンツと設定を消去」によって端末上のデータが消去されると案内しており、暗号化キーも安全に削除されます。Googleも、出荷時設定へのリセットによってスマホ上のデータが削除されると案内しています。

そのため、正常に操作できる端末を売却・譲渡・回収へ出す場合は、メーカーの正規手順による初期化が基本です。

ただし、次のケースでは初期化だけに頼れません。

  • 電源が入らず、初期化を実行できない
  • 画面が映らず、初期化完了を確認できない
  • 初期化の途中でエラーや強制終了が発生した
  • 非常に古い端末で暗号化の状態が分からない
  • SDカードなど外部メディアが残っている
  • 社内規定上、データ消去証明書が必要

特にSDカードは、スマホ本体を初期化しても消去されない場合があります。必ず端末から取り外し、保管・再利用・適正処分のいずれかを選びましょう。

電源が入らない・画面を操作できないスマホの処分方法

電源が入らないスマホは、設定画面から初期化できません。無理に分解したり、自分で穴を開けたりせず、次の順番で検討します。

遠隔消去を試す

端末がアカウントに登録され、インターネットへ接続できる状態なら、遠隔消去を利用できる場合があります。

  • iPhone:iCloud.comの「デバイスを探す」から消去する
  • Android:Googleの「Find Hub」から初期状態へのリセットを指示する

端末がオフラインの場合、再び通信可能になったときに処理されることがあります。ただし、故障によって二度と通信できなければ遠隔消去は完了しません。

また、Androidの遠隔消去では、SDカードのデータが消去されない場合があります。

遠隔消去できない場合は専門業者へ相談する

遠隔消去の完了を確認できない場合は、初期化できない端末に対応したキャリア、メーカー、データ消去専門業者へ相談しましょう。

自分でスマホを破壊すると、バッテリーのショートや発火につながる可能性があります。端末を再利用しない場合でも、専用設備を持つ事業者へ依頼してください。

バッテリーが膨張したスマホを処分する際の注意点

画面や背面パネルが浮いている、端末が変形している、異常に熱い、刺激臭がするといった場合は、バッテリーが劣化・膨張している可能性があります。

次の行為は避けてください。

  • 充電を続ける
  • 膨らんだ部分を押す
  • スマホを曲げる、穴を開ける
  • バッテリーを無理に取り外す
  • 燃えるごみや通常の回収ボックスへ入れる
  • 受け入れ確認をせずに宅配便で送る

安全に操作できる場合は電源を切り、火気・直射日光・高温になる場所を避けて一時保管します。長期間放置せず、メーカー、購入店、携帯キャリア、自治体、専門業者へ状態を伝えて相談してください。

JBRCの通常回収では、破損・水濡れ・膨張などの異常がある小型充電式電池は回収対象外です。スマホ本体や膨張端末を、一般的な電池回収ボックスへ入れないでください。

煙、異臭、火花、発火がある場合は端末へ近づかず、安全な場所へ離れて119番へ連絡してください。

スマホ処分でよくある失敗

バックアップを確認せず初期化する

バックアップの作成だけで安心し、復元できるか確認しないまま初期化するケースがあります。新しい端末で写真、連絡先、認証アプリなどを実際に確認してから初期化してください。

SIMカードやSDカードを入れたまま手放す

SIMカードには回線に関する情報、SDカードには写真やファイルが残っている場合があります。カードスロットを開け、すべて取り外したことを確認しましょう。

eSIMを削除すれば解約できると思う

eSIMプロファイルの削除と、通信回線の解約は別の手続きです。回線を使わない場合は通信会社で解約してください。

本体を処分すれば分割払いも終わると思う

端末を処分しても、残っている分割代金は原則として支払う必要があります。返却プログラムの特典も利用できなくなる可能性があります。

膨張端末を無人回収ボックスへ入れる

膨張したバッテリーは発火リスクが高いため、通常の回収ボックスで受け付けていない場合があります。必ず有人窓口や担当部署へ相談してください。

スマホを自分で破壊する

ハンマーやドリルでスマホを壊すと、内蔵バッテリーがショートし、発煙・発火するおそれがあります。物理破砕が必要な場合は、専用設備を持つ業者へ依頼しましょう。

スマホの処分に関するよくある質問

Q. スマホは燃えないごみとして出せますか?

自治体が燃やさないごみなどの区分で回収している場合は、指定された方法で出せます。ただし、全国共通ではありません。自治体の分別表や公式サイトを確認してください。燃やすごみへ混ぜるのは避けましょう。

Q. 初期化せずにキャリアショップへ持ち込めますか?

店舗によっては初期化を手伝ってもらえる場合がありますが、原則として利用者自身によるデータ移行・初期化が推奨されています。初期化できない場合は、事前に店舗へ相談してください。

Q. 契約していた会社と違うキャリアへ持ち込めますか?

モバイル・リサイクル・ネットワークの参加店舗などでは、ブランドやメーカーを問わず回収している場合があります。ただし、受け入れ条件は店舗ごとに異なるため、持ち込み前の確認が必要です。

Q. スマホを処分すると携帯回線も解約されますか?

いいえ。端末の処分と回線契約の解約は別です。回線を継続する場合はSIMまたはeSIMを新しい端末へ移行し、使わない場合は通信会社で解約してください。

Q. 分割払い中のスマホも処分できますか?

処分できる場合はありますが、残っている端末代金の支払い義務は原則として継続します。返却プログラムを契約している場合は、通常の処分をする前に契約内容を確認してください。

Q. 壊れたスマホでも買取や無料回収を利用できますか?

画面割れや故障端末を買い取る店舗もあります。無料回収の可否は、キャリア、メーカー、自治体、店舗によって異なります。電源が入らず初期化できない場合は、データの取り扱いも確認しましょう。

Q. スマホの処分にはいくらかかりますか?

キャリア、メーカー、自治体による回収は無料の場合が多い一方、家電量販店、宅配回収、データ消去、物理破砕は有料になることがあります。利用前に送料や証明書発行費用まで確認してください。

Q. 初期化したスマホはデータ復元されませんか?

メーカーの正規手順で初期化を完了した現在のスマホでは、通常、内部ストレージのユーザーデータは消去されます。ただし、SDカード、初期化に失敗した端末、非常に古い端末、初期化完了を確認できない端末は別途対応が必要です。

初期化できないスマホやデータ消去証明書が必要ならZAURUS

正常に初期化できるスマホであれば、キャリア、メーカー、自治体などの無料回収を利用する方法があります。

一方、次のようなスマホは、物理破砕とデータ消去証明書に対応した専門サービスを利用すると安心です。

  • 電源が入らず初期化できない
  • 画面が故障し、操作できない
  • 初期化できたか確認できない
  • 端末を再利用されたくない
  • 会社や施設で使用していた端末を処分したい
  • 処分した記録としてデータ消去証明書が必要

スマホ処分ZAURUSの宅配サービスでは、スマホ・携帯電話・タブレットを専用設備で物理破砕し、作業後にデータ消去証明書をメールで発行しています。

宅配サービスの流れは次のとおりです。

  1. 申込フォームから必要事項を入力し、決済と本人確認を行う
  2. 追跡可能な方法で端末を発送する
  3. 到着した端末を専用シュレッダーで物理破砕する
  4. データ消去証明書をメールで受け取る

専用シュレッダーでは、端末を4×15mmの破片まで細断します。サービス運営会社の株式会社ギアは、個人情報を適切に管理するためのプライバシーマークを取得しています。

料金は、スマホ・携帯電話1台1,280円(税込)です。送料は利用者負担で、すべての処分にデータ消去証明書が付きます。破砕物を古物買取として取り扱うため、申込時に本人確認が必要です。※料金、対応端末、割引、申込条件は変更される場合があります。利用前にサービスページで最新情報をご確認ください。

バッテリーが膨張・変形・発熱している端末は、自己判断で発送しないでください。申込前にZAURUSへ状態を伝え、受け入れ可否と安全な発送方法を確認してください。

スマホを適切にリサイクルする意味

スマホには、金・銀・銅・コバルトなど再利用できる資源が含まれています。適切な回収ルートへ出せば、端末をそのまま廃棄せず、新しい製品の原料として活用できます。

また、スマホを正しく分別することは、リチウムイオン電池による収集車・処理施設の火災を防ぐことにもつながります。

買取、下取り、メーカー回収、自治体回収、専門業者による破砕など、端末の状態に合った方法を選び、処分後も資源として循環するルートへ渡しましょう。

まとめ|スマホ処分は「端末の状態」と「正しい順番」で決める

スマホは、全国共通で何ごみと決められているわけではありません。自治体の分別ルールや、キャリア・メーカーの回収条件を確認したうえで処分してください。

処分前に行うべき重要なポイントは、次のとおりです。

  • バックアップ後、新しい端末でデータを確認する
  • 決済・認証・交通系ICなどを移行する
  • 分割払いと返却プログラムを確認する
  • Apple AccountまたはGoogleアカウントを解除する
  • メーカーの正規手順で初期化する
  • SIMカード・SDカードを取り外す
  • 膨張端末を通常の回収ボックスへ入れない
  • 自分でスマホを破壊しない

正常に動くスマホは買取・下取り・無料回収、初期化できないスマホは物理破砕に対応した専門業者というように、状態に合った方法を選ぶことが大切です。

データ移行、アカウント解除、初期化、カード類の取り外し、適切な回収先への引き渡し。この順番を守れば、不要になったスマホを安全に手放せます。

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