スマホの処分にはリスクがいっぱい!物理的破壊をおすすめする理由とは?

使わなくなったスマホが誰かの手に渡るとデータを悪用されかねません。そうならないように、しっかり処分するようにしましょう。
ただし、処分にはリスクも潜んでいます。安全にスマホを処分したいのであれば「物理的破壊」がおすすめです。
この記事では、スマホを物理的に破壊することが望ましい理由について解説していきます。

はじめに:なぜスマホ処分は「単なるゴミ出し」では済まないのか

今やスマートフォンは、単なる通信機器ではなく私たちの生活の中心にあります。連絡先、写真、銀行情報、SNSアカウント、そして位置情報――ありとあらゆる個人情報が蓄積されています。

スマホを単純に捨ててしまうことは、一見簡単ですが、現代社会において大きなリスクが潜んでいます。

その理由は主に次の3つです:

  • 個人情報や機密情報の漏洩リスク
  • 環境負荷・有害物質の拡散
  • 法令遵守や社会的責任の問題

これらを放置すると、単なるスマホの処分が「重大な事故や責任問題」に発展する可能性があります。以下、それぞれの側面を詳しく解説していきます。

スマホ処分の裏に潜むリスクとは?

単に捨てるだけでもスマホは処分できます。しかし、その裏にはリスクがあるのでおすすめできません。
次の段落からは、スマホを手軽に処分してしまうリスクについて説明します。

1. データセキュリティの観点から見るリスク

多くの人はスマホを処分する前に初期化をしますが、これだけではデータが完全に消去されたとは言えません。
実は、初期化後のスマホでも専門的なツールを使えばデータが復元できるケースが多いのです。初期化だけでは「痕跡」が残る可能性があるため、データ復元による個人情報漏洩のリスクは依然として高いままです。

データ漏洩のリスク

そもそもスマホは持ち歩き可能なパソコンのようなものです。メモリとソフトを一緒に持ち歩いているようなものなのです。ですから、内部には大量のデータが蓄積されています。しかも、電話やメールの機能も備わっているので、ユーザー本人はもちろん、家族や友人の個人情報も入っています。場合によっては、住所やIDまで特定されかねません。それに、電子マネーを利用する際、スマホを介する人も増えてきました。スマホを調べれば、その人の銀行口座や暗証番号、クレジットカードの情報まで抜き出すことも可能なのです。

これらの情報が漏れてしまう危険を解消するため、ほとんどの人は処分前にデータを初期化するでしょう。
しかし、データが深層部に残っていれば、そこから再現することもできます。そのデータからクローンスマホが作られる場合もあり、初期化だけでは安全といえないのです。

データ復元技術の進化と危険性

現在、市販の復元ソフトや犯罪者向けツールは非常に高性能化しています。単純にファイルを削除したり、初期化しただけでは、メモリ内部に残ったデータが取り出される可能性があります。
特に以下の情報の漏洩は深刻です:

  • 銀行アプリのログイン情報
  • SNSアカウント・メッセージ内容
  • 写真・動画(位置情報付き含む)
  • クレジットカード番号
  • 企業の機密データ(社用端末の場合)

実際、廃棄されたスマホから個人データを取り出し、不正利用された事件も報告されています。

物理的破壊がデータ漏洩リスクを最も低くする理由

物理的破壊とは、スマホのストレージを「修復不可能な状態にする」ことを指します。
この処理によって、専門家ですらデータを取り出せない状態になります。

初期化やデータ上書きよりも確実な方法として、多くのセキュリティ専門家が推奨しています。

  • ストレージチップ(NANDフラッシュ)を粉砕する
  • 基板を破壊し完全な読み取り不能にする
  • 専門機器による裁断・破砕処理

特に企業や公的機関では、初期化後に書類として「破壊証明」を発行するサービスも一般的になっています。

2. 環境負荷と健康リスク ― 捨て方次第で起こる「見えない被害」

スマホには金属、プラスチック、バッテリーなど多くの素材が使われていますが、それらの中には人間や環境に有害な物質も含まれています。例えば、鉛・カドミウム・水銀などです。これらが埋立処分や焼却処分で放出されると、土壌汚染や水質汚染を引き起こすリスクがあります。

バッテリー発火のリスク

スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。このバッテリーは衝撃や熱で発火・破裂する可能性があります。
自治体でのごみ収集時や処理施設での作業中に発火したり破裂したりする事故が起きるケースもあります。

リチウムイオン電池は外部からの刺激に敏感なので、どのようなタイミングで発火するか予測がつきません。炎天下や急な雨、周りのゴミの水分などが引き金になることもあるでしょう。スマホが落ちたり、潰されたりして変形するのも危険な兆候です。

問題なのは、ユーザー自身でバッテリーを取り出せないスマホが多い点です。
強引にこじ開けるのもリスクが高く、処分の際には厳重に取り扱わなければならないといえます。

レアメタルと資源循環の重要性

スマホに使われている「レアメタル」も考慮するべきポイントです。スマホの液晶やバッテリー、基板などにはレアメタルが採用されています。製品に使われているレアメタルの量が埋蔵量を超えていることもあります。それにもかかわらず、使用済みスマホの回収率は17%ほどと決して高くありません。資源を含んでいるスマホがごみとして処分されると、再利用の可能性が消えてしまうのです。

スマホは「都市鉱山」とも呼ばれるほど、金・銀・銅などの貴重な資源を含んでいます。これを有効利用しないまま廃棄すると、資源不足や追加の採掘による環境破壊につながります。
適切な処理や物理破壊後のリサイクルは、資源循環の観点からも非常に重要です。

こうした状況を受けて、社会的にスマホをリサイクルする流れは大きくなってきました。
たとえば、2020東京オリンピック組織委員会は、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を立ち上げています。そして、使用済みスマホから金属を抽出し、メダルを製造しました。ここでは、レアメタル以外の貴金属やベースメタルが使われています。

中には、「スマホに含まれているレアメタルは少量に過ぎない」と考える人もいるでしょう。
しかし、レアメタルは世界的に希少であり、産出国も限られています。スマホに含まれている分を無視していては、数年から数十年で枯渇してしまうこともありえます。

もしもスマホをごみとして扱い、焼却や埋め立て処分されてしまえばレアメタルを取り出せません。
こうした状況が続くと、そもそもスマホを大量生産するのも難しくなっていくでしょう。

3. 法令・社会的責任とコンプライアンスの観点

企業や自治体ではスマホの処分に関して法律やガイドラインが存在することがあります。特に個人情報保護法や廃棄物処理法などと関わる場合、適切な処分手続きを踏まないと法令違反になる可能性があります。

個人情報保護法と廃棄手続き

個人情報を含む機器の廃棄には、情報漏洩対策の記録や証明書が求められる場合があります。物理的破壊の証明書を取得することで、内部監査や外部監査対応が容易になるケースもあります。

企業の社会的責任(CSR)とSDGs

スマホ処分は単なる捨て方の問題を超えて、企業の社会的責任 (CSR)やSDGs目標(資源循環・環境保全)とリンクすることもあります。廃棄物の削減、資源の再利用、そして安全な処分は、企業価値の向上にもつながります。

「たぶん大丈夫」が一番危ない|スマホ処分に潜む“油断リスク”

スマホを処分する際、多くの人が「初期化したから大丈夫」「古い機種だし狙われない」と考えがちです。
しかし、スマホ処分におけるトラブルの多くは、こうした根拠のない安心感から発生しています。

特に注意すべきなのは、「悪意ある第三者が最初から狙っているケース」よりも、偶発的に情報が漏れるケースの方が圧倒的に多い点です。
例えば、回収業者・リサイクル工程・中古流通・一時保管場所など、スマホは処分後も複数の人の手を経由します。
そのどこか一箇所でも管理が甘ければ、情報漏洩の可能性はゼロではありません。

スマホ処分時の情報漏洩・事故リスクを最小限に抑える考え方

スマホの処分時に起こるトラブルの多くは、「正しい方法を知らなかった」ことよりも、リスクを軽く見てしまったことが原因です。
重要なのは、完璧な処分方法を探すことではなく、どのリスクを、どこまで下げたいのかを明確にすることです。

スマホを処分する際におけるリスクは、大きく分けて次の3つに分類できます。

  • 個人情報・データ漏えいのリスク
  • バッテリー発火・事故のリスク
  • 処分後も不安が残る心理的リスク

これらを同時にゼロにすることは現実的ではありませんが、「リスクをどこまで下げられるか」を意識することで、処分方法の選択ミスは大きく減らせます。

初期化だけで安心しないことが第一歩

多くの人がスマホ処分前に初期化を行いますが、初期化はあくまで最低限の対策に過ぎません。

初期化後であっても、クラウド連携や認証情報、データ痕跡が残っているケースは少なくなく、「初期化したから絶対に大丈夫」と考えてしまうこと自体がリスクになります。

「自分で壊せば安心」という発想にも注意

一方で、「不安だから自分で壊す」という選択も、必ずしもリスク低減につながるとは限りません。

スマホ内部にはリチウムイオンバッテリーが搭載されており、不適切な分解や衝撃によって発火・破裂事故が起こる可能性があります。
また、表面を壊しただけでは内部ストレージが無事なケースも多く、“壊したつもり”が最も危険な状態になることもあります。

「処分後に不安が残らないか」という視点を持つ

スマホ処分では、実際の被害だけでなく、処分後に感じる不安や後悔も見逃せません。
「本当に消えているのだろうか」「誰かに見られていないだろうか」こうした不安が残ると、処分そのものがストレスになります。

特に、「初期化はしたけど、あとは流れで処分した」「よく分からないまま回収に出した」といった曖昧な対応をした場合、こうした心理的リスクが伴ってしまうことがあります。
そのため、どの処分方法を選ぶにしても、中途半端に処分せずに、なぜその方法を選んだのかを自分で説明できる状態にしておくことが、結果的にリスクを最小限に抑えることにつながります。

処分時のリスクを減らす方法は?

データ漏洩のリスクを減らす方法

スマホのデータ漏洩を防ぐためには「データを残さないこと」「データを取り出せなくすること」の2点が重要になります。
まず、処分前にデータをしっかり消去しておきましょう。バックアップを取ったうえで、スマホを初期化しておきます。
ただ、初期化するだけではスマホのデータを完全に消し去れるとは限りません。技術のある人間の手に渡ってしまえば、深層部を探ってデータを再現されることもありえます。
そこで、スマホの物理的破壊が必要になってくるのです。
物理的破壊とは、スマホを修復できない状態まですることです。そこまで徹底的に破壊すれば、どのような技術者でもデータを取り出せません。
理想的なのは、スマホ専用の裁断機を使うことです。スムーズに破壊できるうえ、粉々にできるのがメリットです。

バッテリー発火のリスクを減らす方法

劣化によってバッテリーは発火しやすくなります。そのため、古いバッテリーをスマホに入れたまま捨てることは非常に危険だといえます。ささいな気温の変化や衝撃で、いつ発火するか分かりません。
事故のリスクを解消するには、スマホからバッテリーを取り出して処分おくことが大前提です。ただし、ユーザー自身がバッテリーを取り出すのは危険な行為です。そもそも作業自体が難しいうえ、バッテリーを誤って傷つけてしまうとその場で発火しかねません。あるいはバッテリーが破裂してしまい、ユーザーが怪我をする恐れも出てきます。

そうならないよう、メーカーや信用できる業者に作業を依頼しましょう。専門家なら技術を有しているので、バッテリーを安全に取り出せます。そのうえで、本体とは別にバッテリーを回収してもらうのがおすすめです。

レアメタル損失のリスクを減らす方法

スマホに使われているレアメタルは、できる限り回収してリサイクルすることが重要です。
そのためには、ゴミとして捨てるのは望ましくありません。ゴミのまま焼却されたり埋められたりしたら、レアメタルを再利用するのは不可能だからです。
たとえば、スマホを買い替えるタイミングで本体をキャリアに回収してもらうのはひとつの方法です。大手キャリアは回収した本体をリサイクルしているので、レアメタルも抽出されるでしょう。

確実に再資源化される方法を選ぶなら、スマホシュレッダーで物理的破壊してもらうのも得策です。
情報漏洩の危険は確認するべきではあるものの、細かく裁断されたパーツからレアメタルを取り出す流れとなります。
バッテリーを抜いたうえで、ユーザー本人の前で破壊が行われるのも安心できるポイントです。

リスク回避はスマホシュレッダーで破壊がおすすめ

スマホの処分は、単なる不要品処理ではありません。個人情報・資産・信用・安心をどう守るかという判断です。

安心してスマホを処分するのであれば、スマホシュレッダーによる物理的破壊を検討してみてはいかがでしょうか。
物理的破壊は、すべての人に必須ではありませんが、「絶対にリスクを残したくない人」にとっては最も合理的で納得感のある選択肢です。
データを深層部から破壊できるので、情報漏洩のリスクを防げます。
また、バッテリー発火やレアメタル損失といった懸念事項も解消できます。

スマホシュレッダーZAURUSなら、バッテリーを取り出す作業から引き受けてくれます。
そして、ユーザー立会いのもと、スマホを細かく粉砕していくので不安がありません。証拠として、破壊の瞬間を写真や動画撮影することも可能です。

しかも、ZAURUSは粉砕後の破片を回収し、各種レアメタルに分類してリサイクルしています。
ZAURUSで破壊されたスマホはゴミとして扱われることなく、再資源化に役立っているといえます。

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