バッテリー膨張で画面が浮く?iPhoneの「ハマグリ化」の原因と対処法を解説

最近、iPhoneの画面が少し浮いているように見えたり、本体に隙間ができているのに気づいたことはありませんか?
それは、バッテリーの膨張によって、本体がまるで二枚貝のように開きかける「ハマグリ化」と呼ばれる現象かもしれません。

そのまま放置すると、バッテリーの発火や爆発といった危険につながる恐れもあります。できるだけ早めの対処が大切です。

この記事では、iPhoneがハマグリ化しているかどうかの見分け方から、修理・処分の方法、さらに再発を防ぐための予防策まで詳しくご紹介します。

iPhoneに起こる「ハマグリ化」現象とは?

普段使っているiPhoneに、「なんとなく形が変わった気がする」「前より本体が歪んでいる気がする」といった違和感を覚えたことはありませんか?
そんなときは、内部バッテリーの膨張が原因で、本体の構造に影響が出ている可能性があります。

バッテリー膨張でなぜ画面が浮く?ハマグリ状態の見分け方と原因

iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは、劣化や高温、過充電などが原因でガスが発生し、膨張することがあります。
それにより画面や背面パネルが内側から押し上げられ、本体がわずかに開いてしまうことがあるのです。
その見た目から俗に「ハマグリ化」と呼ばれるこの現象は、放置すると重大な事故につながることも。早期発見と対応がとても重要です。

もし、次のような症状が見られたら注意しましょう。

  • 画面とフレームの間にわずかな隙間がある
  • タッチ操作が反応しにくい、または誤反応する
  • 本体がわずかに曲がって見える
  • iPhoneを平らな場所に置くと、カタカタ動く
  • 本体が異常に熱くなることが増えた

これらはすべて、バッテリーの異常が原因で起こる兆候の一部です。
心当たりがある場合は、できるだけ早くご契約のキャリアショップやスマホ修理店などに相談することをおすすめします。

iPhoneが「ハマグリ化」する主な原因と、その引き金になりやすい条件

iPhoneで画面が浮いてくるような「ハマグリ化」は、バッテリーの劣化や使い方・環境の影響が重なって起こるものです。
特に以下のようなケースでは、バッテリーが膨張しやすくなります。

発生の主な要因

  • 長期間の使用による自然劣化(充電回数500回以上が目安)
  • ゲームや動画再生を長時間続けるなど、端末に高負荷をかける使い方
  • 高温下での使用(直射日光が当たる場所や通気性の悪い環境)
  • 不適切な充電管理(長期間の放置や過充電・過放電の繰り返し)
  • 安価な充電器・ケーブルや非純正バッテリーの使用
  • 落下や衝撃によるバッテリー内部の損傷

このような条件が重なると、バッテリーの劣化が進行し、内部でガスが発生して膨張する恐れがあります。
とくに使用年数が長い端末では、日常的な使い方が引き金となる場合もあるため、注意が必要です。

放置は厳禁!ハマグリ化したiPhoneに潜む危険とは

iPhoneの画面が浮き上がる「ハマグリ化」をそのままにして使い続けるのは、想像以上に危険です。
問題は見た目の変形だけではありません。バッテリーの内部で進行する膨張は、発火や爆発といった深刻な事故につながる可能性があります。

バッテリー膨張がもたらすリスク

iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは、性能が高い反面、扱いを誤ると危険です。膨張が進むと内部が破損しやすくなり、発熱やショートを引き起こす恐れがあります。
膨張したまま充電を続けたり、浮いた画面を押し戻す、強い衝撃を加えるなどの行為は特に危険です。
こうした無理な使い方が引き金となり、煙や火花が発生し、最悪の場合は発火や爆発に至ることもあります。

使用中に本体が異常に熱くなる、焦げたようなにおいがする、といった症状があればすぐに使用をやめ、電源を切って火気のない涼しく安全な場所に保管してください。
その上で、できるだけ早く専門業者に相談することが重要です。

液晶・ホームボタン・スピーカーへの影響やデータ損失のリスク

バッテリーの膨張によって物理的に本体が歪むと、内部パーツにも多大なダメージを与える恐れがあります。
代表的な被害としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 画面に圧力がかかり、表示不良やタッチ不良、破損が起きる
  • フロントセンサーのズレでFace IDが反応しなくなる
  • 画面やホームボタン周りが浮いてTouch IDが使えなくなる
  • 本体のゆがみでスピーカーやマイクに不具合が起こる

このような物理的なダメージが続くと、最終的には基板にも悪影響が及び、電源が入らなくなったり、保存されていたデータがすべて消失したりするリスクもあります。

外見の異常だけでは済まないのが、ハマグリ化したiPhoneの怖さです。
内部で進行しているダメージに早く気づき、適切な対処を行うことが大切です。

iPhoneがハマグリ化したときの修理・バッテリー交換の方法

iPhoneのハマグリ化に気づいたら、まずは修理が必要かどうか、特にバッテリー交換で対応できるかを判断する必要があります。
修理先の選び方や費用の目安、修理前に準備しておくことなど、いくつか注意点があります。
ここでは、スムーズかつ安全に修理を進めるためのポイントを紹介します。

Apple・正規・非正規修理業者の違いと料金比較

ハマグリ状態になったiPhoneを修理するには、修理先の選び方が非常に重要です。
選択肢は大きく分けて以下の3つがあります。

1. Apple公式サポート(Apple Store / Apple正規サービスプロバイダ)

Apple公式のサポートでは純正部品が使用されており、信頼性の高さが特徴です。
バッテリー交換は、AppleCare+に加入、かつバッテリー容量が80%以下の場合は無料で受けられます。
ただし、予約が混みあっている場合や、修理に日数がかかる場合もあります。
保証対象外のバッテリー交換費用は、iPhone 15・14の場合が15,800円、それ以外のモデルではおおよそ11,200円〜14,500円が目安です。

モデル名 AppleCare+加入あり AppleCare+加入なし
iPhone 15 無料 ¥15,800
iPhone 14
iPhone 13 ¥14,500
iPhone 12
iPhone 11
iPhone XR
iPhone 8 ¥11,200

※2025年9月25日時点

2. キャリアショップ(ドコモ・au・ソフトバンクなど)

キャリアショップで修理を依頼する場合は、事前に保証サービスに加入しているかどうかを確認しておきましょう。
ドコモの「AppleCare+ for iPhone/AppleCare+ 盗難・紛失プラン」、auの「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」、ソフトバンクの「あんしん保証パック W with AppleCare Services & iCloud+」など、各キャリアが提供する保証サービスに加入していれば、Apple Storeに準じた修理対応が受けられます。

3. 非正規のiPhone修理業者(街の修理店)

街の修理店など非正規のiPhone修理業者は、即日対応が可能な店舗が多く、データを消さずに修理してもらえることもあります。
ただし、純正部品が使われない点や、Appleの保証が無効になる点は理解しておきましょう。
修理料金は機種や店舗によって異なりますが、バッテリー交換のみの場合は、おおむね3,000円から10,000円程度で収まることが多いです。
修理の緊急度、データ保持の希望、費用の優先度などを考慮して、最適な修理先を選びましょう。

モデル バッテリー交換料金(目安)
iPhone 15 ¥9,480〜¥9,980
iPhone 14 ¥8,980〜¥9,980
iPhone 13 ¥7,480〜¥8,480
iPhone 12 ¥7,300〜¥7,980
iPhone 11 ¥5,480〜¥6,980
iPhone XR ¥4,800〜¥5,980
iPhone 8 ¥3,300〜¥5,480

※上記金額は「非純正バッテリー」または互換品(PSEマーク付きなど)の使用を前提
※地域や店舗の混雑状況、修理の所要時間、修理保証などによっても同じモデルでも数千円の差が出ることがあります
※上記は2025年9月25日時点での目安です。価格は変動する可能性があるため、具体的に依頼する前に該当店舗で見積もりを取ることをおすすめします

修理前にやるべき準備と注意点

iPhoneのバッテリー交換や修理を行う前には、いくつか重要な準備と注意点があります。

データのバックアップを忘れずに

バッテリーが膨張しているiPhoneは、突然電源が入らなくなったり動作しなくなることがあります。大切なデータを失わないために、事前にバックアップを取っておきましょう。

iCloudを使ったバックアップ方法

  1. Wi-Fiに接続する
  2. 「設定」アプリを開く
  3. 設定画面上の自分の名前(Apple Account)をタップ
  4. 「iCloud」を選択
  5. 下にスクロールして「iCloudバックアップ」をタップ
  6. 「このiPhoneをバックアップ」をオンにする
  7. 「今すぐバックアップを作成」をタップ

iTunes(またはFinder)を使ったバックアップ方法

  1. (iTunesの場合)PCに最新のiTunesをインストールする
  2. iPhoneをPCに接続する
  3. iTunes画面の左上、またはFinderのサイドバーからiPhoneを選択
  4. バックアップの設定を確認し、必要に応じて「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れる
  5. 「今すぐバックアップ」をクリック

「iPhoneを探す」をオフにする

修理を依頼する前には、必ず「iPhoneを探す」をオフにしておく必要があります。
この機能が有効なままだと、セキュリティ上の理由から修理受付ができない場合があります。

「iPhoneを探す」をオフにする手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 設定画面上の自分の名前(Apple Account)をタップ
  3. 「探す」をタップ
  4. 「iPhoneを探す」を選択
  5. 「iPhoneを探す」のスイッチをオフに切り替える
  6. Apple Accountのパスワードを入力

端末の外観写真を撮っておく

最後に、現在の端末の状態を写真に残しておくと安心です。
画面の浮きや本体の歪みなど、修理前の様子を記録しておけば、万が一のトラブル時に役立ちます。

バッテリー膨張時の「自力修理」は絶対NG!

動画サイトなどで自分でバッテリー交換する動画も見かけますが、膨張したバッテリーは破損による発火のリスクがあり、非常に危険です。
個人での分解・修理は絶対に避けてください。

どうしても修理できない場合は?ハマグリ化iPhoneの処分方法

修理が難しい、あるいは費用に見合わないと判断した場合は、正しい方法で処分することが大切です。
膨張したバッテリーを搭載したiPhoneは、通常のゴミとしては捨てられないため、専門の処分ルートを利用する必要があります。
この章では、安全かつ適切に処分するための選択肢と、便利なサービスを紹介します。

処分の選択肢:リサイクル・買取・廃棄

修理が難しかったり、費用が見合わなかったりする場合は、きちんと処分する方法を選ぶことが重要です。
iPhoneは、家電リサイクル法に従い処分する必要があるため、専門の廃棄ルートを利用します。

Appleリサイクルプログラム(無料回収)

Appleでは、使用済みのiPhoneを無料で回収・リサイクルしています。
オンラインで申し込むか、Apple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込むことで手続きが可能です。
回収された端末は環境に配慮して処理され、個人情報も適切に消去されます。

買取サービスを利用する

バッテリーが膨張していても、「ジャンク品」として買い取ってくれる業者もあります。
査定額は通常より低くなりますが、処分と同時に少額でも現金を得られる可能性があります。
複数のスマホ買取店を比較して条件のよいところを選ぶのがポイントです。

自治体のリサイクル回収ボックス

全国の自治体や家電量販店では、小型家電用の回収ボックスを設置しています。
ただし、バッテリーに異常がある端末は回収を断られることがあるため、事前に受付可否を確認しておきましょう。

バッテリーが膨張したiPhoneを普通ゴミとして捨てるのは非常に危険です。
必ず適切なルートを利用し、安全に処分しましょう。

安全・適切に処分できる!スマホ処分サービス「ZAURUS」とは

バッテリー膨張などの故障があるiPhoneを安全かつ確実に処分したい場合、専門のスマホ処分サービスを活用する方法があります。
その中でも注目されているのが、「スマホ処分ZAURUS」というサービスです。

スマホ処分ZAURUSでは、専門の技術者がバッテリーを安全に取り外した後、専用のシュレッダーで端末を4×15mmの大きさまで物理的に破砕します。
適切な処理を行うことで、バッテリーの膨張や劣化による火災のリスクを未然に防ぐことが可能です。

スマホ処分ZAURUSの特徴

  • バッテリー膨張・画面破損・水没などの故障品にも対応
  • データの物理破壊により個人情報の漏洩リスクなし
  • 回収後の端末は環境に配慮した形でリサイクル処理

処分方法に悩んでいる方にとって、安全・簡単に処分できる点が大きな魅力です。

iPhoneハマグリ化を予防する正しい使い方とメンテナンス

iPhoneのバッテリー膨張は、使い方や保管の工夫で予防できるケースが多くあります。
特にバッテリーに優しい扱い方と、適切な環境での保管・充電がポイントです。
この章では、膨張トラブルを避けるための基本的な使い方とメンテナンスのコツを紹介します。

バッテリーにやさしい使用環境と保管のコツ

以下のような行動はバッテリーに負担をかけ、膨張の原因となる可能性があるため、避けましょう。

高温・低温環境を避ける

まず注意したいのが、極端な温度下での使用です。
iPhoneはおおよそ0〜35℃の範囲で使うことが推奨されており、炎天下の車内や極寒の屋外に長く置くと、バッテリーに負担がかかります。

長時間の高負荷使用(ゲーム・動画視聴など)に注意

ゲームや動画などの長時間使用で発熱した状態のまま充電を続けると、内部に熱がこもり、バッテリー膨張の原因になります。
充電中はなるべく負荷のかかる操作を控えるのが安全です。

長期保管する場合は半充電・通気性のある場所に

長期間使わず保管する場合は、バッテリー残量を40〜60%ほどに保ち、高温多湿を避けた通気性の良い場所で保管しましょう。

iOSの設定と電源管理でバッテリー負担を軽減する

Appleは、iPhoneのバッテリー寿命を延ばすために、iOSにさまざまな保護機能を組み込んでいます。
バッテリーの膨張を防ぐには、ソフトウェアアップデートと電源管理を上手に活用することが欠かせません。

iOSのバッテリー保護機能を活用する

iOSには「最適化されたバッテリー充電」という機能があり、就寝中などのタイミングで満充電を避け、必要な時間に合わせてゆっくり充電を進めることで、バッテリーの劣化を抑える仕組みになっています。
この設定は、「設定」→「バッテリー」→「充電」→「バッテリー充電の最適化」から有効にできます。

また、iOSのアップデートにはバッテリー制御に関する改善が含まれることも多く、最新の状態を保つことで、トラブルの予防にもつながります。

定期的な電源オフでリフレッシュ

iPhoneの電源を入れっぱなしにしていると内部に熱がこもりがちになるため、週に一度くらいはiPhoneの電源を完全に切って冷却の時間をつくるのがおすすめです。

常にバッテリー100%にしない意識も大切

意外と見落とされがちですが、バッテリーを常に100%まで充電して長時間維持するのも、劣化を早める要因になります。
80~90%ほどで充電を止める意識を持つと、バッテリーの寿命を延ばすことにつながります。

また、iPhone 15以降のモデルでは、iOS 18を利用することで、充電上限を80%から100%の間で5%刻みに設定できます。
この機能は、「設定」→「バッテリー」→「充電」→「充電上限」から変更できます。

安全第一で、無理せず早めの判断を

iPhoneのバッテリー膨張、いわゆる「ハマグリ化」は、放置すると深刻なトラブルに発展する恐れがあります。
異変に早めに気づいて適切に対処すれば、大切な端末やデータを守ることができます。

少しでも異常を感じた場合は、無理をせず、信頼できる修理店やサポートサービスに相談しましょう。
早めの対処が、あなたのスマホを長持ちさせるカギになります。

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