壊れたスマホのデータ消去をしたい!電源が入らない場合の対処方法とは

スマホは電話やメールで人と連絡を取る際に利用するだけではなく、さまざまなデータの保存先としても使用されています。大切な人の連絡先や写真、メールのやり取りのほかさまざまな個人情報を含んだデータを保存しているケースも多く、気軽に処分することが難しい機器です。たとえ故障している場合でもきちんとデータを消去して処分する必要があります。

壊れたスマホを手放したいのに「電源が入らない」「画面が真っ黒」「充電しても反応がない」――この状態だと、画面操作での初期化(工場出荷状態へのリセット)ができず、データ漏えいの不安が一気に高まります。

ただし結論から言うと、電源が入らないスマホでも、状況に応じて“データ漏えいリスクを限りなくゼロに近づける手段”はあります

そこで、この記事では壊れたスマホを安全に処分する方法を詳しく紹介します。

ちなみに、データを削除するための最も一般的な方法はスマホの初期化です。
しかし、壊れていて初期化ができない場合は、どうしたらよいのでしょうか?

電源が入らないときにありがちなパターンを切り分けながら、「①遠隔消去(iPhone/Android)」「②アカウント・クラウドの紐づけ解除」「③SIM/SDなど物理カードの取り外し」「④安全に“完全破壊”する選択肢」まで、迷わないように手順化して解説します。

スマホが壊れていてもデータ消去が必要な理由

スマホが故障して電源が入らなくなると、「もう使えないのだからデータは見られないだろう」と考えてしまいがちです。
しかし実際には、スマホが壊れていてもデータ消去を行わずに処分することは、情報漏えいの大きなリスクになります。
スマホは壊れていてもデータを見ることが可能だからです。

スマホ内部には、写真や動画、連絡先、メール、SNSのログイン情報、決済アプリ、クラウドサービスの認証情報など、日常生活や仕事に直結する個人情報が大量に保存されています。
端末が起動しなくても、修理や部品交換、基板作業によって一時的に起動・復旧する可能性はゼロではありません。
第三者の手に渡った場合、意図せずデータにアクセスされる危険性があります。

スマホなどの機器に詳しくない人であれば何の操作もできないスマホからデータを見ることは不可能であると思うかもしれません。しかし、スマホなどの機器に対して知識を持っている人であればデータを確認することは可能です。
また、そもそも壊れていると思っているスマホでも使用できるように修理してしまう人もいるため、十分な注意が必要となります。

スマホに保存されたデータに含まれているさまざまな個人情報を他人に知られてしまうことは非常に危険です。
家族や友達、仕事関係の連絡先などだけではなく、クレジットカードや銀行口座の情報など重要な個人情報を知られてしまう可能性もあり、それらを悪用される恐れもあります。
そのため、すでに壊れていて自分で確認したところ正常に動作しなかった場合でも、処分する際にはスマホのデータを必ず削除しておかなければなりません。

また近年は、スマホ単体のデータだけでなく、Apple IDやGoogleアカウントを通じてクラウド上の情報と強く連動しています。
データ消去やアカウント解除を行わずに処分すると、写真・連絡先・バックアップデータがクラウド経由で不正利用されるリスクも残ります。

さらに、スマホは本人確認や二段階認証の手段として使われることが多く、放置された端末情報が原因で、メールやSNS、金融サービスへの不正ログインにつながるケースもあります。

「壊れているから安全」ではなく、壊れているからこそ、確実なデータ消去とアカウント管理が必要なのです。

そのため、スマホが起動しない・画面が映らないといった状態であっても、遠隔消去やアカウント解除、SIMカード・SDカードの取り外しなどを行い、情報漏えいの経路を一つずつ遮断したうえで処分することが重要です。これが、壊れたスマホであってもデータ消去が欠かせない最大の理由です。

スマホのデータを消去する前の準備

スマホのデータを消去する前に、必ず行っておきたいのがデータのバックアップです。

一度データを消去すると、写真や連絡先、アプリの情報などを元に戻すことはできません。
そのため、故障やトラブルに備える意味でも、事前に必要なデータを別の場所へ保存しておくことが重要です。

バックアップとは、スマホ本体に保存されているデータのコピーを、別の媒体やサービスに保管しておくことを指します。

万が一、端末が故障したり、ウイルス感染や誤操作が起きたりしても、バックアップがあれば大切な情報を失わずに済みます。

スマホのバックアップ先として利用できる代表的な保存先は、以下のとおりです。

  • パソコン(USB接続で写真・動画・連絡先などを保存)
  • メモリーカード(SDカード)(対応機種のみ)
  • クラウドストレージ(iCloud、Googleドライブなど)
  • キャリアのバックアップサービス(ドコモ、au、ソフトバンク等)

特にクラウドストレージは、端末が故障した場合でも別のスマホやパソコンからデータを確認できるため、スマホのデータ消去前には有効な選択肢です。

ただし、スマホの不具合やストレージ容量不足、通信環境の問題などにより、バックアップが正常に完了しないケースも少なくありません。
バックアップができないままデータ消去を行うと、必要な情報を永久に失う可能性があります。

どうしてもバックアップが取れない場合は、重要な連絡先やメモを手書きで書き写したり、画面をカメラで撮影して写真として残したりするなど、最低限の情報を別の形で保存しておく対策を行っておきましょう。

スマホのデータ消去は「消す作業」そのものよりも、消す前の準備が安全性と後悔を防ぐカギになります。
必要なデータを確実に守ったうえで、安心してデータ消去を進めましょう。

バックアップが取れないスマホはどうすればいい?

スマホの不具合や故障により、通常の方法でバックアップが取れないケースは少なくありません。
電源が入らない、画面が操作できない、途中でエラーが出るなどの状況でも、すぐにデータ消去や処分を決断する前に確認すべきポイントがあります。

まず試したいのは、バックアップ方法を切り替えることです。
クラウドで失敗する場合でも、パソコンに接続すれば写真や動画だけは取り出せることがあります。
逆に、パソコンで認識しない場合でも、Wi-Fi環境を変えることでクラウドバックアップが成功するケースもあります。

それでもバックアップが取れない場合は、「一時的な修理でデータを救出できるか」を検討しましょう。
たとえば、画面が映らないだけの故障であれば、画面修理によって一時的に操作可能になり、その間にバックアップを完了させられる可能性があります。

写真や連絡先、仕事で使う重要なデータがある場合は、データ復旧サービスに相談するという選択肢もあります。
端末の状態によっては、電源が入らないスマホからでもデータを取り出せるケースがあります。
「どうしても必要なデータがあるかどうか」を基準に、復旧を検討するか判断しましょう。

一方で、「データは不要」「情報漏えいを防ぐことを最優先したい」という場合は、無理にバックアップにこだわる必要はありません。
この場合は、遠隔消去やアカウント解除、SIMカード・SDカードの取り外しを行い、データが悪用される経路を遮断したうえで、適切な方法でスマホを処分することが重要です。

バックアップが取れないからといって焦って処分してしまうと、後から「やはり必要だった」と後悔することがあります。

データを守りたいのか、確実に消したいのかを整理したうえで、自分にとって最適な対応を選びましょう。

壊れたスマホのデータを消去する方法|電源が入る場合・電源が入らない場合

ここでは、自分でスマホのデータを消去する方法について、スマホの電源が入る場合と入らない場合の2つのケースに分けて紹介します。

電源が入る場合

電源が入る場合には画面操作ができるため、各端末に応じた方法で操作を進めデータの消去を行います。

データを消去するために必要な操作はスマホの初期化です。

iPhoneの初期化を行う場合

  • 1. ホーム画面から「設定」を開きます。
  • 2. 設定内に並んだ項目のなかから「一般」を開きます。
  • 3. さらに、一般内にある「リセット」をタップしましょう。
  • 4. リセットのなかにある「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択すると、初期化の操作は終了です。

Androidの初期化を行う場合

  • 1. ホーム画面から「設定」を開きます。
  • 2. 設定を開いたら、今度は「リセット」を選びます。
  • 3. 続けてリセット内にある「データの初期化」を開きます。
  • 4. 「携帯電話をリセット」を選択します。
  • 5. 最後に「すべてを削除」をタップすると、初期化の操作は終わり、データを消去できます。

電源が入らない場合

電源が入らない場合には、画面操作ができないためスマホの初期化はできません。
データを確実に消すためには、端末を物理的に破壊する方法を選ぶことになります。

物理的に完全に破壊するとスマホを再び使用できなくなるため、データの抹消方法としてはスマホの初期化より確実です。

ただし、破壊が不完全だとデータが残ってしまう可能性もあるため気を付けなければなりません。
また、スマホの基板を完全に破壊してデータを削除できても、破壊行為自体に火災や爆発を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
スマホにはリチウムイオンバッテリーが内蔵されています。リチウムイオンバッテリーは外部から強い衝撃を受けると電池のプラスとマイナスがつながりショートする場合があって危険なため、対応には十分に気を付けましょう。

まず切り分け|「電源が入らない」と言っても4パターンある

対処を誤ると、消せたつもりで消えていない、もしくは危険な破壊で発火リスクが上がることがあります。
まずは次の4つに当てはめてください。

パターン1:本当に起動しない(無反応・ロゴも出ない)

  • 充電マークが出ない/振動しない/PCにつないでも認識しない
  • この場合、端末内の初期化操作は不可。遠隔消去 or 完全破壊が主軸

パターン2:起動しているが画面だけ映らない(ブラックアウト)

  • 通知音は鳴る、振動する、PCに認識される等の反応がある
  • 画面修理で復旧して初期化できる可能性がある(“データを消すため”の一時的な修理という考え方)

パターン3:画面は割れているが操作はできる(タッチ不良含む)

  • 一部操作できるなら、バックアップ → 初期化 → アカウント解除まで一気に進められる
  • ただしタッチ暴走などで手順が進まないことも。焦って連打するとロックがかかる場合がある

パターン4:ロゴループ・再起動を繰り返す(いわゆる“ブートループ”)

  • 電源は入るが安定しない。初期化画面まで到達できないことがある
  • この場合も、遠隔消去または修理→初期化、最終的に破壊のいずれかを選ぶ

電源が入らないスマホのデータはどうやって消せばいい?

スマホの電源が入らない場合、画面操作による初期化ができないため、「このまま処分して大丈夫なのか」「個人情報が残らないか」と不安になりがちです。
電源が入らないスマホのデータ消去は、対応の順番を間違えると「消したつもり」で情報漏えいリスクが残ってしまいます。

ここでは、まず、電源が入らない場合でも、情報漏えいのリスクを最小限に抑えて、安全にデータ消去・処分を進めるための基本的な考え方と基本手順を整理します。

  • 1. 「遠隔消去できるか」を確認(iPhoneはiCloud、AndroidはGoogle)
  • 2. 遠隔消去できない場合は「アカウント解除+カード抜き」で漏えい経路を先に潰す
  • 3. 安全に処分する(回収/買取/専門破壊)。電源が完全に入らない端末は、最終手段として“基板を復元不能にする破壊”が確実

電源が入らないスマホは、このように、3ステップの手順でデータ消去を進めるのがよいでしょう。

STEP1|遠隔消去できるかを確認する(iPhone/Android共通)

端末を直接操作できなくても、遠隔消去(リモートワイプ)が可能なケースがあります。
iPhoneはiCloudの「探す」、AndroidはGoogleの「デバイスを探す」から、対象端末に対してデータ消去の指示を出せるかを最初に確認しましょう。

STEP2|遠隔消去できない場合は、アカウント解除とカードの取り外しを行う

遠隔消去ができない、または完了確認が取れない場合でも、対策は可能です。
Apple IDやGoogleアカウントのパスワード変更・端末の紐づけ解除を行い、SIMカードやSDカードを取り外すことで、第三者に悪用される経路を先に遮断します。
遠隔消去を行った場合であっても、アカウント側の対策やカードの取り外しは必ず行ってください。

STEP3|安全性を重視した方法でスマホを処分する

電源が完全に入らないスマホは、初期化できたかを端末上で確認できないため、処分方法の選択が重要になります。
自治体やショップでの回収に加え、確実性を重視する場合は、専門の破壊処理(破砕・粉砕)を検討するのも有効です。
特に不安が強い場合は、基板を復元不能にする処理が最終的な選択肢となります。

電源が入らないスマホでも遠隔消去はできるのか?

電源が入らないスマホは、原則としてその時点では遠隔消去が実行されません。
遠隔消去(リモートワイプ)は、端末がインターネットに接続できたタイミングで消去処理が行われる仕組みのため、完全に起動しない状態では即時に消えるわけではないのです。

ただし、修理や充電、部品交換などで一時的に電源が入った場合には、その瞬間に遠隔消去が実行される可能性があります。
そのため、電源が入らない場合でも、遠隔消去の設定自体は行っておく価値があります。

一方で、遠隔消去だけに頼るのは危険です。
消去完了を端末側で確認できない場合は、アカウント解除やパスワード変更、SIMカード・SDカードの取り外しなど、追加の対策を組み合わせることで情報漏えいリスクを抑える必要があります。

iPhone:iCloud(“探す”)で遠隔消去する手順

  • 1. 別のスマホ/PCでiCloudにサインイン(Apple ID)
  • 2. 「探す」機能から対象のiPhoneを選択
  • 3. 「このデバイスを消去」を実行
  • 4. 完了後、「アカウントから削除(デバイスを削除)」も行う
  • ポイントは、消去だけで終わらせないことです。

    Apple IDの紐づけが残ると、端末が第三者に渡った際にトラブルになったり、下取り/回収が進まないことがあります。
    “消去 → アカウントから削除”までをセットで考えましょう。

    Android:Google(デバイスを探す)で遠隔消去する手順

    • 1. 別のスマホ/PCでGoogleアカウントにログイン
    • 2. 「デバイスを探す」で対象端末を選択
    • 3. 「デバイスデータを消去」または同等の消去操作)
    • 4. 消去後に、Googleアカウントの「セキュリティ」から端末のログイン状態も整理

    遠隔消去の注意点(誤解されがちなポイント)

    遠隔消去(リモートワイプ)は、電源が入らないスマホでも実行できる可能性がある有効な手段ですが、「実行した=すべて安全」とは限りません。
    誤解されやすいポイントを理解したうえで、不足する対策を補うことが重要です。

    • 端末がオフラインだと即時には消えない
    • 「遠隔消去したつもり」でも、完了確認が取れないことがある
    • クラウドに残るデータは、端末を消しても残ることがある

    端末がオフラインだと即時には消えない

    遠隔消去は、スマホがインターネットに接続されたタイミングで実行される仕組みです。
    電源が入らない、通信できない状態では消去指示が保留されるため、「操作した直後に完全消去された」とは限りません。

    「遠隔消去したつもり」でも完了確認が取れない場合がある

    端末が起動しない状態では、初期設定画面が表示されるかどうかを確認できません。
    そのため、消去が本当に完了したか判断できないケースがあります。
    この場合は、アカウント解除やパスワード変更など、追加の対策を必ず行いましょう。

    クラウド上のデータは端末を消しても残ることがある

    写真や連絡先、メモ、バックアップデータなどは、クラウド側に保存されている場合があります。
    端末の遠隔消去だけではクラウドのデータは削除されないため、不要な情報はクラウドサービス側で個別に削除することが必要です。

    このように、遠隔消去はあくまで、重要な対策のひとつです。
    確実に情報漏えいを防ぐためには、遠隔消去に加えて、アカウント管理の見直しや物理カードの取り外しなどを組み合わせて行うことが大切です。

    電源が入らない=「端末内は消せない」でも、漏えい経路は潰せる

    「端末の初期化ができない」=「何もできない」ではありません。
    多くの情報漏えいは、端末そのものよりもアカウント・クラウド・SIM・認証の取り扱いミスで起きます。
    ここでは、電源が入らないときでもできる“現実的な防御”をまとめます。

    チェックリスト:電源が入らないときに最低限やること

    • Apple ID / Googleのパスワード変更
    • 主要メールのパスワード変更
    • 決済・金融アプリのログイン状況確認(必要なら一時停止)
    • 2段階認証の移行(認証アプリ or SMS)
    • SIM・SDを抜く
    • アカウント側の端末一覧から旧端末を削除

    1)まずはパスワードを変更(第三者ログインの芽を潰す)

    端末が手元から離れる前に、主要アカウントのパスワードを変更します。
    とくに次の優先度が高いです。

    • Apple ID / Googleアカウント(端末連携の中心)
    • キャリアID(契約・オプション・請求に関わる)
    • メール(パスワード再発行の起点)
    • 金融/決済(クレカ・QR決済・銀行アプリ)
    • SNS(乗っ取り被害の拡散リスク)

    2)2段階認証(SMS/認証アプリ)を“新端末へ移す”

    2段階認証を使っている場合、旧端末が壊れているとログインできず詰むことがあります。
    先に認証手段を移行するか、バックアップコードを確保しましょう。

    • 認証アプリ:機種変更の移行手順(QR移行/バックアップコード)を確認
    • SMS認証:SIMを抜いたあとでも受け取れるよう、新端末側で受信できる状態にする

    3)SIMカードとSDカードは必ず抜く(物理カードに情報が残る)

    電源が入らない端末でも、SIM/SDは取り外し可能なことがほとんどです。
    抜くだけで情報漏えいリスクを大幅に下げられるので、最優先で実施しましょう。

    • SIM:電話番号・契約情報に紐づく。再発行や停止手続きも検討
    • SDカード:写真・動画・LINEのバックアップ等が残っている場合がある。別途破棄/初期化

    4)「クラウド上の端末情報」を削除し、端末をアカウント一覧から外す

    端末が起動しない場合でも、アカウント側の管理画面から“端末の紐づけ”を解除できます。
    これにより、第三者が端末を入手しても、アカウントの再ログインが困難になります。

    処分前の最終確認|「消去できたか」をどう判断する?(電源が入らない場合の考え方)

    電源が入らない端末は、端末上で「初期設定画面が出た=消去OK」という確認ができません。
    そのため、端末の確認というよりも、アカウント側の確認が重要となります。

    iPhoneの場合の確認

    • 「探す」で対象端末が“消去済み“になっているか(表示が変わることがある)
    • Apple IDのデバイス一覧から、旧端末が外れているか
    • 同じApple IDで、新端末の利用に支障がないか(2段階認証の問題がないか)

    Androidの場合の確認

    • Googleアカウントの端末一覧から、旧端末のログインが整理されているか
    • 主要アプリ(Gmail/写真/ドライブ等)に、旧端末が“接続中”として残っていないか
    • 決済系(ウォレット/QR決済)の利用端末が新端末側へ移行済みか

    「端末内のデータ」だけが漏えい原因ではない

    電源が入らない端末は、端末内の確認ができない分、アカウント管理(ログイン端末、認証、パスワード、クラウド)の詰めが安全性を左右します。

    “端末が壊れているから大丈夫”ではなく、“壊れているからこそアカウント側を固める”が正解です。

    自分でデータの消去ができない場合

    スマホのデータを自分で消去しようとしたものの、うまく初期化できなかったり、電源が入らずデータ消去の操作ができなかったりする場合もあります。そこで、ここでは、自分でデータを消去できなかったときの対応方法を2つ紹介します。

    キャリアショップに持ち込む

    キャリアショップに持っていけば、スタッフから初期化の方法を教えてもらい、自分ではできなかったデータの消去ができる可能性があります。
    また、スマホが壊れていて処分したい場合には、キャリアショップで壊れたスマホを引き取ってもらうことも可能です。
    ただし注意が必要なのは、キャリアショップで引き取ってもらった場合、基本的には回収のみでショップでは破砕処理は行われません。

    回収後に引き渡されたスマホはショップやリサイクル業者が責任をもって厳重に保管することになっているとはいえ、スマホ内の情報が流出してしまうリスクがないわけではありません。
    破砕処理に回されるまでの行程で盗まれるなどして大事な情報を他人に知られてしまう可能性はあります。

    また、キャリアショップではスマホを回収したときに窓口で穴開け処理を行う場合もあります。しかし、スマホに穴を開けてもデータが保存されている部品に穴が開かないと、ただ電話としての機能が使えなくなるだけです。データは生きているため個人情報を知られてしまう可能性は残ります。

    スマホ処分の専門業者に依頼する

    壊れたスマホを処分する際には、個人情報の流出などのリスクはできる限り避けたいことでしょう。
    データをしっかりと消去して処分したいなら、スマホの処分を専門とする業者に依頼すると安心です。
    スマホ処分の専門業者なら預けたその場で専用の機械を使ってスマホを物理的に完全破壊してもらえます。
    スマホを預け先で保管したり複数の業者間で受け渡しされたりすることもなく、すぐに処分となるためデータが盗まれる機会もなく安心です。

    破壊処理の強みは、電源が入らなくても対応できる点と、基板そのものを細かく破壊し、復元の余地を残しにくい点です。

    自治体回収やショップ回収が不安な方は、専門サービスも検討すると安心です。

    また、スマホには世界的にも希少な資源とされるレアメタルが使用されています。スマホ処分の専門業者にはこの有用な資源であるレアメタルを破砕処理したスマホから抽出しリサイクルしているところもあり、環境にもやさしい方法です。

    よくある質問(FAQ)|電源が入らないスマホのデータ消去方法

    Q. 電源が入らないスマホは、端末の初期化(工場出荷状態に戻す)ができますか?

    基本的に、端末を操作できない状態では、スマホ本体のメニューから初期化は行えません。
    そのため「端末内で消す」のではなく、アカウント管理(ログイン・認証)を固めて漏えい経路を遮断し、そのうえで適正な回収・処分を選ぶのが現実的です。

    Q. 電源が入らないスマホでも、データが漏れる可能性はありますか?

    可能性はゼロではありません。端末が起動しなくても、修理や部品交換によって一時的に復旧することがあります。
    また、端末そのものよりも、Apple ID/Googleアカウント、メール、SNS、決済サービスなどのログイン情報や認証の管理が甘いと、別経路から不正利用につながることがあります。

    Q. 電源が入らない場合、まず何をすれば安全ですか?

    最初にやるべきことは、端末の操作よりも「アカウント側の対策」です。具体的には、Apple ID/Googleアカウントと主要メールのパスワード変更、2段階認証の移行(認証アプリ・SMS)、そしてログイン端末の整理を行います。
    これにより、仮に端末が後から起動しても、悪用されるリスクを大きく下げられます。

    Q. SIMカードやSDカードは抜いたほうがいいですか?

    はい、必ず抜いてください。
    SIMカードは電話番号や契約情報に紐づき、SDカードには写真・動画・アプリデータなどが残っている場合があります。
    電源が入らなくても取り外せることが多いため、情報漏えい対策として優先度が高い作業です。

    Q. バックアップが取れない場合はどうすればいいですか?

    方法を切り替えてもバックアップできない場合は、「データが必要かどうか」で判断します。
    必要な写真や仕事データがあるなら、画面修理などの一時復旧で取り出せる可能性があります。
    一方でデータが不要なら、無理に復旧を試みるより、アカウント対策を固めたうえで処分するほうが安全です。

    Q. そのまま捨てても大丈夫ですか?

    おすすめできません。
    データ消去が確認できないまま処分すると、第三者の手に渡った際に思わぬトラブルになる可能性があります。
    アカウントのパスワード変更・2段階認証の移行・SIM/SDの取り外しを行い、自治体やショップの回収や専門業者など、適正な処分ルートを利用しましょう。

    Q. 自分で物理的に壊せばデータは安全ですか?

    自己判断での破壊は、内蔵バッテリーを損傷して、発火やケガにつながる危険があります。
    確実性を高めたい場合でも、無理な穴あけや強い衝撃は避け、専門の破壊処理や適切な回収ルートなど、安全性が担保された方法を選ぶのが安心です。

    Q. 遠隔消去(リモートワイプ)は使ったほうがいいですか?

    遠隔消去はできるなら有効な手段ですが、電源が入らない端末では実行・完了確認が難しい場合があります。
    そのため、遠隔消去は「補助的な対策」として位置づけ、アカウント管理(パスワード変更・端末整理)とカード取り外しを優先するのが正確です。

    電源が入らない場合は専門業者に依頼しよう

    電源を入れることができて操作可能なスマホであれば、自分で初期化してデータを消すこともできます。しかし、電源が入らなくなっている状態の場合には物理的に破壊することが必要です。スマホのデータをきちんと消去して処分したいなら、確実にスマホを廃棄できるスマホシュレッダーを使用した処分方法を採用しているZAURUSへ、一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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