昨今、スマホやモバイルバッテリーの発火事故がニュースで取り上げられる機会が増えてきました。
日常生活で誰もが利用するスマホが、充電中の枕元やポケット、カバンの中で突然発煙・発火する状態になる危険があることをご存じでしょうか。
製品内部のリチウムイオン電池は高性能ですが、その分、落下や衝撃、長期間の使用、熱などで異常が発生しやすい特徴も持っています。
劣化や破損、使用方法の誤りによるショートが、火災や事故を招くリスクが潜んでいます。
本記事では、スマホの発火事故の原因、発火を避ける対策、正しい対応方法、廃棄の仕方まで、知っておくべきポイントを徹底解説します。
スマホ発火を防ぐための生活習慣まとめましたので、「自分は大丈夫」と思っているあなたも再確認してみてください。
そして、自分や家族の安心や安全のために、ぜひご活用ください。
目次
- スマホ発火事故が急増中!意外と知らないその背景と実態とは?
- なぜ起きてしまうのか?リチウムイオン電池の発火原理と注意点
- スマホが発火する意外な原因|よくあるのに見落とされがちな10パターン
- やってはいけないNG行動|スマホの発火事故につながる日常の危険習慣チェックリスト
- 日常でできる予防策|事故の原因を作らない使い方のコツ
- 膨張したスマホはどうする?|安全な保管と相談の目安
- もしスマホが発煙・発火したら|すぐにやるべき緊急対応
- スマホが発火した時の正しい対応方法と、安全に火災被害を防ぐポイントとは
- 「もう使わないから捨てる」は危険!スマホやバッテリーの正しい廃棄方法
- 【FAQ】スマホの発火に関わるよくある誤解や疑問を解消
- まとめ|スマホ発火は「予防できる事故」
スマホ発火事故が急増中!意外と知らないその背景と実態とは?
スマホ発火事故が近年目立って増えていますが、iPhoneに限らずAndroid端末やモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を搭載している全てのデバイスが発火リスクを持っています。
リチウムイオン電池は再充電が可能で軽量かつ高容量なため、現代のスマートフォンや様々なデバイスに広く利用されています。
しかし、正しい使用方法を守らなかった場合や異常が生じた際に適切に対処しなければ、発火や発煙、爆発といった大きな事故につながる危険性があることを忘れてはいけません。
例えば、強い衝撃を与えたり、高温環境での使用や劣化による膨張・破損など、さまざまな要因が発火の原因になります。
過去のニュースで「iPhoneの発火事例」がセンセーショナルに取り上げられたことがありますが、他の製品でも同様のリスクがあるのが実情です。
ただし、リチウムイオン電池には国際基準に基づいた安全機能が内蔵されており、通常の正しい使用状況において事故のリスクは極めて低いと評価されています。
現状、発火事故の多くは誤った利用法や外部からの強い衝撃、適切ではない寳保で処分した、といった人為的な要因が背景となっています。
スマホは常に持ち歩き、ポケットやカバンで本体が圧迫されたり、落下による破損も日常的に起きています。
この習慣によって、目に見えない内部でバッテリーに異常が発生しやすくなります。
安全なスマホ利用のためには、リチウムイオン電池の特性や発火の原因を理解した上で、正しい使い方と管理を徹底しましょう。
相次ぐスマートフォンの発煙・発火事故の事例と具体的内容
近年、スマートフォンの発煙・発火事故は増加傾向にあります。
その代表的な事例として、階段を歩行中に転倒し、ズボンの後ろポケットに収納していたスマホが破損して発火するといった事故があります。
これはスマホ本体に内蔵されたリチウムイオンバッテリーパックの正極と負極が、衝撃により短絡(ショート)し、その結果として内部で発熱・発煙・炎上を引き起こすものです。
事故当事者は「シュー」という異常音や、ポケット付近の著しい発熱によって異常に気づき、あわてて本体を取り出すと、すでにスマホから煙や炎が出ていたと報告されています。
スマホの内部バッテリーは過度な力や強い衝撃を受けると、絶縁構造部分が破損してショートが発生しやすくなります。
そのため、スマホをポケットに入れたまま座る、強く圧迫する、落下させるなど日常生活で起こりがちな行動が、意図せず発火事故のきっかけとなるリスクがあるのです。
近年の実験やニュース報道でも、こうした発煙や発火の発生は全国各地で繰り返し確認されています。
こうした事例に共通するポイントは、日常の何気ない習慣が思わぬ危険につながってしまうことにあります。
スマートフォンの安全利用のためには、ポケットやカバンで強い圧力や衝撃を加えないよう注意し、異常な発熱や変形を感じた場合にはすぐに機器の使用を停止して専門サービスに相談する必要があります。
モバイルバッテリーの事故はスマホより多い!? 事故件数とその傾向を解説
近年、スマートフォンの発煙・発火事故は年々増加傾向にあり、東京消防庁が発表している過去10年間(2014~2023)の「リチウムイオン電池関連火災状況」によると2014年に19件だったのに対し、2023年には167件となっています。
また、2023年の167件のうち、携帯電話機(スマートフォン)の事故件数17件(2位)に対し、モバイルバッテリーは44件(1位)でより多く発生しています。
次いで電動アシスト付き自転車14件、コードレス掃除機13件と続き、他にもタブレットやワイヤレスイヤホンなどのデバイスや機器でも事故は一定数確認されています。
使用方法や充電方法、取り扱い場所に注意しないと、誰もが所有している現代の生活環境では、誰にでも事故発生の可能性があります。
メーカー回収やリコールが実施された事例もあり、ユーザー自身もメーカーのアナウンスや公式サイトのお知らせ、ニュースなどで最新情報を確認し、安全な機能、ポリシー、利用環境についてしっかりと把握しておく必要があります。
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なぜ起きてしまうのか?リチウムイオン電池の発火原理と注意点
スマホやモバイルバッテリーに利用されているリチウムイオン電池は、内部構造が複雑で繊細です。
日常生活の中で普通に取り使っているつもりでも、誤った取り扱いをして破損や劣化を早めてしまい発火リスクを高めてしまうケースがあります。
異常発熱や膨張の兆候が現れた場合は速やかに使用を中止し、メーカーのサービスセンターや自治体の専門窓口で処分方法や対処法を確認しましょう。
リチウムイオン電池の発火原理
リチウムイオン電池の発火事故に関する多くの調査で明らかになったのは、外部からの衝撃や強い荷重、高温への曝露といった物理的な要因が多くの原因となっています。
例えば、端末を落としたり、踏んだり、尖った場所に押し付けるなどの行動、あるいは階段で転倒した際に本体が変形してしまう状況でも、バッテリー内部で正極と負極を隔てる絶縁膜(セパレーター)が破損し、短絡(ショート)を起こすことがあります。
また、バッテリー交換や修理目的で分解しようとした結果、セルの損傷により発煙・発火に至る事例も少なくありません。
さらに、スマートフォンを高温環境(直射日光のあたる車内やヒーターのそばなど)に長時間放置したり、電子レンジなどの過熱調理機器で乾燥させようとした結果、内部温度の急激な上昇で発火事故につながったケースもあります。
リチウムイオン電池には過充電防止などの安全機能が搭載されていますが、極端な衝撃や誤った取り扱いを受けた場合、その安全装置も十分に機能しきれません。
ポケットなどでスマホを圧迫したり、分解を試みると、目には見えずとも知らぬ間に劣化や損傷が進行し、突発的な異常発熱、発煙に至るリスクが高まります。
生活の中で何気なくやってしまうことが命取りになりかねません。
リチウムイオン電池を安全に利用するには、落下・衝撃・高温・過度な加圧・誤った分解を避けることが最も重要です。
こうした対策が日常生活の安全や火災リスク低減につながります。
落下や衝撃は要注意!スマホ内部で発生するショートが発火事故の原因に
スマートフォンで多発している発火事故の原因の多くは、内部でショートが発生することにあります。
とりわけ「充電中の異常発熱・発煙・発火」が最も多く報告され、接続部の過熱、「充電ケーブル端子に水やジュース、塩分を含む液体・ゴミなど異物が付着したままの状態で充電」を行うことで短絡を招く事例も確認されています。
異常時には、白い発煙、バッテリーの膨張、さらには破裂や内部火災となり、深刻な事故に発展しかねません。
バッテリー交換中に無理な力を加えて損傷したケースや、低温やけど等の健康被害も報告されているため、日常の中でつい見落としやすい注意ポイントも少なくありません。
スマホ利用者全員が、スマホ内部のリチウムイオンバッテリーが非常に繊細で、落下や強い衝撃・液体異物・非純正品の充電ケーブル利用など、生活のさまざまな行動・利用方法が事故の発生に直結するリスクがあることを理解しておく必要があります。
正しい充電方法やアクセサリーの選択、端子や本体の定期的な点検・クリーニングを日頃から徹底しましょう。
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スマホが発火する意外な原因|よくあるのに見落とされがちな10パターン
スマホの発火事故は「まれなトラブル」「古い機種だけの問題」と思われがちですが、実際には日常的な使い方の積み重ねが原因で起こるケースが少なくありません。
スマホが突然燃える、充電中に異常発熱する、バッテリーが膨張するといった事例の多くは、事前に発火の兆候や危険なサインが現れています。
特に、スマホのバッテリー発火は「落下」「圧迫」「高温環境」「誤った充電方法」など、誰でもやってしまいがちな行動が引き金になることがあります。
「特別な使い方はしていないのにスマホが発火した」という事故でも、原因をたどると発熱を招くNG習慣が潜んでいることがほとんどです。
ここでは、スマホの発火原因として実際に多いものの、見落とされがちな10のパターンを具体的に解説します。
スマホの発熱が危険な状態なのか判断したい方や、充電中の発火リスクを避けたい方は、自分の使い方と照らし合わせながら確認してください。
正しい知識を知っておくことで、スマホ発火を未然に防ぐことができます。
1. ポケット・カバン内での圧力が内部ダメージに
スマホをズボンの後ろポケットなどに入れた状態で転倒・座る、カバンの奥で重い荷物に挟まれるなど、強い衝撃や圧力がかかる持ち歩き方は、バッテリー破損・発火を招く大きなリスクです。
このような状態は、内部のバッテリーセルや基板が圧迫され、微小な損傷が蓄積して発熱の原因になります。外からはわかりにくいですが、これが発火リスクの第一歩になることがあります。
事故の実例としては、階段を下りる際に滑って転倒し、後ろポケット内のスマートフォンが破損、内部のバッテリーで短絡(ショート)が発生し衣類に着火したケースも報告されています。
転倒直後、ポケット付近が熱くなり「シュー」という音とともに端末から炎が出る深刻な状況となっています。
どんな製品でも、持ち歩く場所や方法を誤れば、本体やバッテリーの異常・事故の引き金となります。
衝撃・圧迫を最小限に留めるため、スマートフォンはカバンの中や安全な場所に収納し、強い圧力がかからないよう注意しましょう。
安全な生活習慣が事故から身を守る決め手でとなります。
2. 落下直後は平気でも内部損傷が進行
スマホを落として「画面割れもないから大丈夫」と思っていませんか? 実は、落下による衝撃が内部のバッテリーや基盤に蓄積ダメージを与え、時間差で熱問題を引き起こすことがあります。特に金属フレームのスマホは衝撃を内部に伝えやすいため注意が必要です。
3. 車内放置は“静かな発火リスク”
夏場の車内は短時間で高温になり、スマホを置いたままにすると、バッテリーにとって非常に厳しい環境になります。高温環境はバッテリー劣化を加速し、発熱のきっかけになりやすいため、車外や直射日光の当たる場所に置きっぱなしにしないことが重要です。
スマホやモバイルバッテリーを高温環境に長時間放置したり、長時間連続で充電し続けたりすると、バッテリー内部で異常が発生し、発火リスクが飛躍的に高まります。
事故の多くは充電中に起こっており、モバイルバッテリーでも「充電中の異常発熱・発火・焼損」が最も多い事故事象です。
また、使用中や保管中にも異常発熱・発火が見られています。
例えば、炎天下の車内に満充電のモバイルバッテリーやスマホを放置すると、内部温度が急激に上昇し、過熱・膨張を経て白煙発生、最悪の場合は炎上を招きます。
放電時にも内部損傷や異常が蓄積することで事故は起こり、何気ない保管方法や日常の使い方が大きなリスクの引き金となります。
高温環境、長時間の充電・放置、満充電状態での保存、落下など、さまざまな要因でバッテリーの内部劣化やショート発生が進みます。
このような事故を防ぐためには、モバイルバッテリーやスマホは高温となる場所(直射日光下、車内、暖房機器の近くなど)に絶対に置かず、長時間連続充電や充電完了後の放置を控えるべきです。
異常発熱や膨張、変形、異臭など、少しでも異変を感じた場合は、直ちに利用を中止し自治体の専門窓口や回収センターに連絡しましょう。
最新の事故事例やメーカーからのお知らせ、案内をチェックすることも重要です。
4. 充電中に高負荷処理をする(ゲーム・動画視聴)
充電中はバッテリーが発熱しやすい状態ですが、同時にゲームや動画視聴などCPUに負荷をかけると、処理熱と充電熱が重なって強い発熱状態になります。熱の二重負荷はバッテリーにとって過酷な状態であり、発火リスクを上げる要因になります。
5. 布団・枕・衣服の上で充電する
布団や衣類は熱を逃がしにくいため、充電中のスマホをその上に置くと、熱がこもってしまいます。熱が逃げない状態が長時間続くと、内部温度が危険域に達する可能性が高まります。熱対策として、放熱しやすい硬い平面での充電が推奨されます。
6. 非純正・粗悪な充電ケーブル/変換アダプタを使用する
安価な非純正品や粗悪品の充電ケーブルやアダプタには、安全設計や端子保護の点でメーカー基準を満たしていないものがあり、メーカー純正品より内部抵抗が大きい場合があります。この抵抗が発熱の原因になり、粗悪な製品だと端子ピン内部でショートが発生し、最終的にバッテリー自体を熱的に追い込む可能性があります。
対策としては、信頼と実績のあるメーカー純正の充電ケーブル・アダプターを利用すること、USB PDや急速充電規格に対応した高品質品の使用が安全です。
7. 充電端子にホコリ・水分・金属片がある
水分やゴミ、ジュース、汗などの異物がコネクター部分に付着した状態でケーブルを接続すると、そこから短絡・過熱・発煙・発火に至る例があります。
充電ポートにホコリがたまると接触不良を起こしやすく、結果的に発熱につながるケースがあります。
加えて、水分や小さな金属片があるとショートにつながる可能性もあります。
こうしたトラブルはスマホのリチウムイオン電池にまで波及し重大事故になる恐れもあります。
充電前には必ずコネクター部分の状態を確認し、異物がないか、濡れていないかチェックしましょう。
充電ケーブル本体も定期的に点検し破損・劣化があればすぐ交換。定期的に清掃と状態チェックを行いましょう。
8. ワイヤレス充電周辺に金属がある
ワイヤレス充電は便利な一方、充電パッド周辺に鍵やコイン、金属製ケースなどがあると、不要な熱が発生することがあります。異物がない状態で使うことが発火防止に役立ちます。
9. バッテリーの経年劣化(2〜3年目以降)
スマホのバッテリーは使えば使うほど劣化します。特に2〜3年を過ぎたデバイスは熱に弱くなり、同じ状況でも発熱しやすくなります。定期的な状態チェックや劣化が進んだ場合は、バッテリー交換を検討してください。
10. 膨張しているのに無理に使い続ける
バッテリーが膨らんでいる状態は、内部でガスが発生している可能性があります。これは重大な危険サインであり、使用や充電を続けることは非常にリスクが高い行為です。
膨張を確認したらすぐに電源を切り、安全な場所に移動して専門家に相談しましょう。
危険サイン早見表|この症状が出たら“即ストップ”
- バッテリーが膨張して画面が浮いてきた/背面が盛り上がっている
- 充電中に異常に熱い(触っていられないほど)
- 焦げ臭い・甘いような異臭がする
- 端末からジー/パチパチなど異音がする
- 画面がチカチカする、突然落ちる、充電が不安定などの異常が増えた
- 落下や圧迫の直後から、発熱・充電不良が始まった
スマホの発火は「特殊な事故」ではなく、多くが日常の使い方や環境の積み重ねが原因です。
自分の使い方に心当たりがあれば、今すぐ見直すことが事故予防につながる最も重要な一歩になります。
正しい知識と使い方を身につけることで、スマホの発火事故は十分に予防できます。
身近な危険を意識し、安心してスマホを使える環境づくりを心がけましょう。
やってはいけないNG行動|スマホの発火事故につながる日常の危険習慣チェックリスト
何気ない日常行動が、思いがけずスマホ発火事故のリスクを高めている事実をご存知でしょうか。
スマホの発火は決して特殊な事故ではなく、日常的な使い方の積み重ねが原因で発生するケースが多く報告されています。
例えば、スマホをポケットに入れたまま座って強い圧力をかける、カバンやポケットの中で本体をぶつける、何度も落下させるといった行為です。
バッテリーを内蔵するスマートフォンは衝撃や圧迫に弱く、内部のリチウムイオン電池にダメージが蓄積すると、突然の発熱や発煙、最悪の場合は発火・破裂につながることがあります。
特に、電池内部で+極と-極を隔てるセパレータが破損すると内部ショートが発生し、「スマホが突然燃える」「充電中に発火する」といった深刻な事故を招く恐れがあります。
また、本体の自己分解や無理な修理も内部損傷の原因となるため、絶対に避けなければなりません。
さらに、携帯カイロや高温になる物と一緒に持ち運ぶ、布団やタオルに包んで熱がこもる状態で放置する、ストーブ・コンロ・サウナへ持ち込む、濡れた端末をドライヤーや電子レンジで乾かすといった行為も非常に危険です。
これらはすべてバッテリーの異常発熱や内部劣化を促進し、周囲の家財や建物を巻き込む火災事故に発展する可能性があります。
以下では、スマホの発火原因として特に多い「絶対にやってはいけないNG行動」を具体的に解説します。
自分の使い方に当てはまるものがないかを確認し、スマホ発火を未然に防ぐためのチェックリストとして活用してください。
NG1)熱いのに充電を続ける(発熱をごまかす)
スマホ本体が熱い状態は、すでにバッテリーや内部回路に大きな負荷がかかっているサインです。
そのまま充電を続けると熱が逃げず、温度がさらに上昇して発火リスクを高めます。
「熱い=休ませる」を基本ルールとして覚えておきましょう。
NG2)布団の中・枕元・衣服の上で充電して寝落ちする
布団や衣服は放熱を妨げるため、充電中のスマホが高温状態のまま長時間放置されやすくなります。
さらに寝落ちすると異常に気づけず、事故の発見が遅れる危険があります。
充電は必ず硬く平らで熱がこもりにくい場所で行い、できるだけ起きている時間帯に行いましょう。
NG3)濡れたまま充電する/乾燥のためにドライヤーを当てる
水に濡れたスマホをそのまま充電すると、内部ショートや腐食を引き起こす恐れがあります。
また、早く乾かそうとしてドライヤーや直射日光を当てると、バッテリーが急激に加熱され、状態をさらに悪化させる可能性があります。
NG4)膨張バッテリーを押し込む・穴を開ける・踏む・挟む
バッテリーの膨張は極めて危険なサインです。
膨らんだ状態で圧力や衝撃を加えると、内部ショートが発生し、発火や破裂につながる可能性があります。
ただちに使用と充電を中止し、安全な場所に隔離したうえで、回収や修理について専門窓口へ相談してください。
NG5)充電ケーブルの「根元が曲がったまま」使い続ける
断線しかけの充電ケーブルは内部抵抗が増え、コネクタ部分が異常に発熱することがあります。
その熱がスマホ本体に伝わり、バッテリー発火の引き金になるケースもあります。
曲げ癖や被覆の破れが見られたら、早めに交換しましょう。
NG6)発熱・異臭・異音があるのに「再起動すれば大丈夫」で使い続ける
甘いような匂い、焦げ臭さ、ジーという異音、煙っぽさ、異常な発熱などは、発火の前兆である可能性があります。
「再起動すれば直るだろう」と使い続けるのは非常に危険です。
すぐに使用と充電を停止し、状態を確認してください。
NG7)発火時に慌てて掴む/顔を近づける/密室に置く
スマホが発火・発煙した場合、有害なガスが発生することがあります。
無理に掴んだり顔を近づけたりせず、まずは身の安全と避難経路の確保を最優先に行いましょう。
火が大きい場合や不安を感じた場合は、ためらわず消防へ通報してください。
スマートフォンは生活に欠かせない存在だからこそ、利用環境や日常行動の見直しが非常に重要です。
日常でできる予防策|事故の原因を作らない使い方のコツ
充電環境の基本ルール
- 充電は平らで硬い場所(木の机など)で行う
- 布団・枕・クッションの上で充電しない
- 充電しながらの高負荷作業(ゲーム・配信・動画編集)を避ける
- コネクタ部が熱い/グラつくケーブルは交換する
- 可能なら起きている時間に充電する
暑さ対策(夏に事故が増えやすい理由)
- 車内放置をしない(短時間でも高温になる)
- 直射日光の当たる場所(窓際・ダッシュボード)に置かない
- 熱い日に屋外で撮影・ナビを長時間使う場合は、休ませる時間を作る
落下・圧迫後のチェック
落下や圧迫があった場合は、念のため次の点を確認してください。
- 背面や画面が浮いていないか(膨張兆候)
- 充電中に異常発熱しないか
- 充電の減りが急に早くなっていないか
- 異臭・異音がしないか
家庭・職場でできる「発火リスクを下げる」ルール例(そのまま使える)
- 充電は就寝前ではなく、起きている時間を基本にする
- 充電場所は机の上(布団・ソファ禁止)
- 熱い端末は充電しない/負荷をかけない
- 落下・圧迫があった端末は、数日間発熱の有無をチェック
- 膨張や異臭があれば使用停止→相談
膨張したスマホはどうする?|安全な保管と相談の目安
膨張が見られるスマホは、使い続けるほど危険が増します。
「まだ動くから大丈夫」ではなく、“危険サインが出たら即対応”が基本です。
安全のためにやること
- 充電をやめる(発熱のきっかけを減らす)
- できれば電源を切る(状況により無理はしない)
- 可燃物から離し、硬い床など安全な場所へ移す
- 修理店・メーカー・回収窓口へ相談する
やってはいけないこと(再掲)
- 膨張を押し込む/テープで固定する
- 穴を開ける/分解する
- 高温にさらす(車内放置・ドライヤーなど)
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もしスマホが発煙・発火したら|すぐにやるべき緊急対応
STEP1:まず安全確保(避難・周囲の可燃物を遠ざける)
最優先は人命です。煙を吸わないよう距離を取り、周囲の紙・布・スプレー缶など可燃物から離します。
小さな火でも、近くのものに燃え移ると被害が拡大します。
STEP2:可能なら“安全な場所”へ移す(無理はしない)
触れる状態で、かつ安全に動かせる場合は、燃え移りにくい場所(屋外のコンクリート、浴室の床など)へ移動します。
ただし、無理に持ち上げるのは危険です。状況によっては移動よりも避難が優先です。
STEP3:消火は「安全第一」|迷ったら119
火が大きい、煙が多い、怖いと感じる場合はためらわず119へ。
可能であれば初期消火として水や消火器を使う選択肢がありますが、無理は禁物です。
STEP4:鎮火後も“再発火”に注意し、回収・処分は自己判断しない
リチウムイオン電池は、鎮火したように見えても再発熱することがあります。
鎮火後も一定時間は離れて様子を見て、処分は自治体・回収窓口・専門業者に確認しましょう。
スマホが発火した時の正しい対応方法と、安全に火災被害を防ぐポイントとは
スマートフォンの発火事故が発生した場合、落ち着いた初動対応が自分や周囲を守るために欠かせません。
東京消防庁の調査やKDDI・ドコモ・ソフトバンクなどの情報によれば、スマホ・モバイルバッテリーのリチウムイオン電池からの出火は年々増加傾向にあり、その多くは外部からの衝撃や過度な圧力、非純正充電器の使用といった人的要因が発端となっています。
まず、バッテリーが膨らんだり本体から異常な熱を感じた場合は、すぐに充電をやめ利用しないようにします。
そして鍋や金属製のバケツなど頑丈で耐火性の容器にいれて蓋をします。その際、万全を期すなら耐火グローブの使用をおすすめします。
耐火容器に入れたら、速やかに自治体の回収窓口や回収業者に相談して、早めに処分するようにしましょう。
もし発火してしまった場合は、大量の水や消火器を使って消火します。
少量の水(バケツや洗面器で水をかける程度)だと消火するどころか水がリチウムイオン電池と反応して燃え広がったり被害が拡大するおそれがあります。
粉末タイプの消火器であれば安全に消火できるため、異常な発熱やバッテリーが膨張した場合は安全のため準備をしておきましょう。
また、場合によっては火災発生の可能性もあるため、119番通報や消防署への連絡も迅速に行ってください。
発火・発煙事故を未然に防ぐためには、以下のポイントが重要です。
- 純正充電ケーブル・アダプターを必ず利用
- 衝撃・落下・圧迫を与えない持ち運びと保管
- 高温環境・布団やタオルの中など熱のこもる場所での放置禁止
- 異常発熱や膨張、異臭があれば速やかに使用を中止・メーカーや専門窓口に相談
正しい対策を習慣づけることで安全確保ができ、万が一発生した際の損害を最小限に抑えられます。
発煙・発火したスマホに焦らない!初動対応とやってはいけない行動リスト
発煙・発火した際は、危険な行動を避けて落ち着いた対応を取ることが重要です。
焦って素手で本体を触る、煙を吸い込む、分解しようとする、衣類の中でもむやみに端末を引き抜くのは大変危険です。
特にリチウムイオン電池は非常に繊細なため、強い圧迫や衝撃、分解でセパレータが損傷されるとショートが発生し、発煙・発火、破裂に直結します。
NG行動リストは次の通りです。
- 圧力が加わる場所(ポケットなど)で無理に端末を取り出す
- 落下・衝撃を加える
- 分解や修理を自分で行う
- 携帯カイロなど発熱物と一緒に持ち歩く
- 発熱を感じたまま使用継続
- 布団や熱がこもる環境での放置
- コンロ、ストーブ、火のそばへの放置
- 高温多湿な風呂やサウナへの持ち込み
- ぬれた端末をドライヤーや電子レンジなどで乾燥させる
スマホから煙や火が発生した場合でも、パニックにならず、すぐに使用・充電を停止し、安全な場所へ移動します。
また可燃物から離す、周囲へ注意喚起を行い、可能なら消火器を使って火を消しましょう。
速やかな対応が重大事故防止につながります。
膨張、熱、異臭…スマホバッテリーが発火する前に現れる前兆を見逃すな
スマホやパソコンを日常的に使う私たちにとって、バッテリーの発火前兆を早めに察知することは火災や重大事故予防の鍵となります。
バッテリーが膨張したり、異常な発熱・異臭、端末本体やケースが変形するケースは注意信号です。
こうしたサインを無視して使い続けると、突発的な発火・爆発へと発展しやすくなります。
発火の危険性は決してゼロではありません。
正常な状態で使っていても、経年による劣化や外部からの見えないダメージが蓄積されることで、事故が突然発生することもありえます。
リチウムイオン電池を搭載した機器は生活の必需品ですが、安全に使い続けるためには、日々の点検・異常の早期発見が欠かせません。
少しでも変化を感じたら、速やかに利用を止めて専門のサポートへ相談しましょう。
小さな違和感の見逃しが大事故につながるリスクを常に意識してください。
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「もう使わないから捨てる」は危険!スマホやバッテリーの正しい廃棄方法
スマホやモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を搭載した製品の廃棄を安易に考えてはいけません。
近年、これらの製品からの発火・火災事故は急増し、誤ったごみ分別によるごみ収集車やごみ処理施設での火災が大きな問題として指摘されています。
多くの人が「自分には関係ない」と思いがちですが、ごみ分別のミス一つが社会全体の火災リスクを高めています。
廃棄する際は、必ずお住まいの市区町村や自治体の「家電リサイクル」窓口へ確認。
スマートフォンや電池内蔵製品を一般の不燃ごみに出すのは基本的にNGです。
指定の回収ボックスやメーカーの回収サービス、携帯キャリアショップでの回収など、正しい方法で安全に処分しましょう。
近年はソフトバンク、ドコモ、KDDI、楽天モバイルといった大手通信キャリアも、利用者全員に向け正しい廃棄方法の啓発活動を強化しています。
リチウムイオン電池の性質を理解し、安心・安全な生活を守る責任が私たち一人ひとりに求められています。
自宅の整理や機種変更の際には、正しい知識で廃棄を徹底しましょう。
分別無視は火災のリスク大!リチウムイオン電池を安全に捨てる手順と注意点
リチウムイオン電池を搭載したスマホやモバイルバッテリーの捨て方を誤れば、ごみ収集車やゴミ処理施設での火災につながる重大なリスクがあります。
火災が原因でごみ処理施設の稼働がストップした場合、ゴミ処理の外部委託や施設の修繕のために数千万~数十億円の費用が税金から投入されます。
事故は年々増加し、行政や通信キャリア各社も分別徹底を強く呼び掛けています。
正しい廃棄手順は以下です。
- 市区町村のルールや案内サイトを確認し、家電リサイクルの方法に従う
- 各自治体の指定回収ボックスや家電量販店、携帯キャリア店舗での回収サービスを利用する
- 絶対に可燃・不燃・普通ごみに混ぜて出さない
- 端末からバッテリーを無理に取り外さない、分解を行わない
- 発熱・膨張・破損など異常のある製品は特に慎重に扱い、適切なセンターへ相談
分別を軽視した処分は、あなた自身だけでなく地域社会への危険を招きます。
正しい方法での廃棄を徹底し、事故ゼロを目指しましょう。
ルールを守って正しく処分!自治体によっては充電池を回収してくれる場合も?
令和7年4月以降、従来の回収ボックスでの処分方法と並行して、一部の自治体では小型充電式電池を資源ごみや不燃ごみの日に回収を行うようになりました。
詳しくは所属する自治体のルールを確認する必要がありますが、概ね下記のようなルールで回収を行っています。
- 小型充電式電池だけを(可能なら)取り外す(※)
- ゴミ回収に出す際は、端子部分やケーブルの差し込み口に絶縁テープを貼って通電を防ぐ
- 他のゴミと分別して小型充電式電池のみを中身が見えるポリ袋に入れる
- なるべく充電した電力を使い切っておく
- 変形または膨張している小型充電式電池はゴミに出さず専用窓口に相談する
※スマートフォンやモバイルバッテリーのように分解、取り外しの難しいものはそのまま分別して出す。
自治体によって細かなルールや回収日が違うため、回収を利用したい場合は自治体のサイトや案内で必ず確認しておきましょう。
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【FAQ】スマホの発火に関わるよくある誤解や疑問を解消
Q:スマホが熱いけど、冷蔵庫に入れて冷やせばいい?
A:おすすめできません。急激な温度差で結露が発生し、内部に水分が入るリスクがあります。
冷やすなら、風通しの良い涼しい場所で自然に温度を下げるのが基本です。
Q:バッテリーが少し膨らんでるだけ。しばらく様子見でも大丈夫?
A:膨張は危険サインです。程度に関わらず、使用・充電は控え、早めに相談してください。
Q:充電器やケーブルは“安いので十分”じゃないの?
A:品質差が出やすい領域です。規格に合わない製品や劣化品は発熱要因になります。
端末保護の観点でも、信頼できる製品を選ぶ方が安全です。
Q:スマホが発火する前兆はありますか?
A:膨張、異常発熱、異臭、異音、充電不良、突然のシャットダウンなどが前兆になり得ます。少しでも違和感があれば使用と充電を止め、点検・相談をおすすめします。
Q:スマホが熱いのは故障ですか?
A:一時的な発熱は通常の範囲でも起こりますが、触れないほど熱い、頻繁に熱くなる、充電中に異常発熱する場合は注意が必要です。
Q:膨張したスマホは修理できますか?
A:状態によりますが、一般的にはバッテリー交換や点検の対象です。まずは安全確保を優先し、早めに専門窓口へ相談してください。
Q:スマホは何年くらいで危険になりますか?
A:使用状況によりますが、バッテリーは消耗品のため年数が経つほどリスクは上がります。2~3年目以降は特に発熱・膨張などのサインに注意しましょう。
Q:発火が怖いので、スマホを自分で壊して捨ててもいい?
A:おすすめできません。衝撃や穴あけは発火リスクを高めます。自治体の回収ルートや回収拠点、専門業者を利用する方が安全です。
まとめ|スマホ発火は「予防できる事故」
スマートフォンやモバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池からの火災事故は年々増加傾向にあります。
しかし、日常の正しい習慣と注意を徹底すれば、多くの事故は未然に防ぐことができます。
スマホ発火の多くは、突然起きるように見えても、実際は熱・圧力・劣化・充電環境などの要因が重なって起こります。
そして、事故原因のほとんどは外部からの圧力や衝撃、満充電状態での高温放置、不適切な充電方法、粗悪な非純正品の利用、分解といった「人為的なミス」によるものです。
今日からできる対策はシンプルで、熱いときは休ませる/布団で充電しない/膨張したら即停止が特に重要です。
万が一のときは無理に対処せず、安全確保と通報を優先してください。
スマホやバッテリー事故は、正しい知識と日々の小さな習慣で十分に防止可能です。
これからも安全・安心なスマートフォン利用のため、いま一度あなたの生活習慣を見直し、もし疑問や不安があればメーカー公式の案内や専門サービスへ相談する行動を必ず実践してください。
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